梵天幹部の雑用係への溺愛がすぎる3【梵天】

１１６：幹部会 ページ23

万次郎から一緒に寝るようにと決定を下されてから、急遽幹部会が開かれることになった。



今回の幹部会は当事者である雑用係の怜奈も参加することに。




当然のことながらボスの命令とはいえ、反対の声が相次いだ。



蘭「ボス、そりゃずりィよ。そんなの俺だって毎日添い寝してやりたいし」




竜「俺も俺も」





万「却下。お前ら、絶対手ェ出すだろ」





蘭「出さないって。そんな不眠で困ってる怜奈に非道なことしないって」





春「お前らならやりかねないだろ」





蘭「あ？何だって？」




竜「ラリ千代に言われたくねぇよ」





ギャーギャーと揉め始めた灰谷兄弟と春千夜を他所に、九井と鶴蝶が落ち着いて話を進める。





鶴「で、怜奈はどうしたいんだ？」





九「実際問題、あんまり拗らせると治りづらくなるから、早めに手ぇ打っといた方がいいだろ？」






『そうだけど、

その…ボスが心配してくれるのは嬉しいけど…

毎日だと緊張するっていうか…

ボスも忙しいのに、申し訳なさすぎて…』








万次郎の方が不眠症だろうと心配になることがあるのに、これ以上迷惑をかけたく無い。







九「まぁ、確かに毎日ボスとってのは難しいかもな。

帰ってくる時間もまちまちだし…」







万「は？難しくねェし」






九「ボスは怜奈の体の心配はもちろんだけど、梵天のトップである自分の体のことも気にかけてくれ」






九井のもっともな意見に万次郎はむすっと黙ってしまう。







そうして会議で決まったのは、曜日ごとに担当を分け、怜奈の面倒をみるということだった。

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