６１：バレンタイン後６→その後（万次郎） ページ14
春「はぁ〜〜〜」
蘭「あ〜、マジ久々に焦ったわ〜」
竜「今回、相当ヤバかったな」
万次郎が出ていくと三人の緊張の糸が切れ、ソファーにぐったりと寄りかかりながら息を吐く。
九「怜奈に助けられたな。怜奈がボスにキスして寝てなかったら、こんなもんで済まなかっただろうよ」
鶴「自業自得だな」
『…ん…』
寝がえりを打とうとするが体の上の重みに気づき、ぼんやりと目を覚ますと、目の前の万次郎の寝顔に驚く。
『！』
体の上の重みは怜奈を抱きしめるように眠る万次郎の腕だった。
よく見ると、ベッドも布団も見覚えが無く、寝起きの頭をフル回転させてようやくここが万次郎の寝室なのだと気づく。
「…怜奈？…おはよ」
目を覚ました万次郎にぎゅっと抱きしめられ、頬にキスされ混乱する怜奈。
『！…お、おはよ、ボス……あの、なんで私、ココに…』
万「覚えてねぇの？怜奈がオレと一緒に寝たいって言ったんじゃん」
『え！？うそ』
バッと体を離す怜奈。
楽し気に万次郎が寝ころんだまま頬杖をついて、空いている手をのばして怜奈の頬を撫でる。
万「ホント」
『……寝た、だけだよね？寝るってSLEEPの方だよね？』
万「キスとかいろいろシたじゃん」
『は？え？してない！し…てない、よね？』
万「怜奈からキスしてきたり抱き着いてきたのに？全然覚えてねぇの？」
泣きつかれた怜奈を寝かしつけてそのまま自分も寝ただけだが、怜奈の反応が面白くからかう万次郎。
『うそ、え、ホントに？ウソだって言って』
万「ホント。オレのこと大好きって言ったし」
『え！？うそ！？』
万「え、俺のこと好きじゃないの？」
『いや、好きだけどそっちの好きっていうか……え、ウソだよね？』
万「好きならいいじゃん」
『え、マジで？ウソだよね？』
万「ホントだって。責任取ってくれるよな？」
覚えてないのをいいことに既成事実を捏造しようとする万次郎。
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ゆう - 今までよんだ中でー番おもしろいです！いつもありがとうございます！これからもがんばってください！ (11月14日 21時) (
レス) @page12 id: 8a7e22f16f (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 百合さん» 続編も読んでいただいてありがとうございますっ！嬉しいコメで頑張れます♡ (6月19日 19時) (レス) id: c86157d70c (このIDを非表示/違反報告)
百合 - うん、最高。←ホントに大好きです💖 (6月16日 15時) (レス) @page48 id: e72506d086 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 東雲アカリ*さん» コメありがとうございます♡長いのに読んでいただけて嬉しいです♪ (2023年3月26日 20時) (レス) id: c86157d70c (このIDを非表示/違反報告)
東雲アカリ*(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くてつい一気に読んでしまいました！続き楽しみにしてます！ (2023年3月23日 23時) (レス) id: 0a20fc4a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2023年2月9日 18時
