梵天幹部の雑用係への溺愛がすぎる２【梵天】

４８：考え事４ ページ1

相変わらずバイトが終わるとそそくさと部屋に戻ろうとする怜奈に万次郎が声を掛ける。


万「今日、夜ご飯食べに行っていい？」



『うん、もちろん』



夜になるとリクエストされたチーズインハンバーグを作り、コンソメスープやサラダも出来上がったところで万次郎がやってくる。



万「ただいま〜。…イイ匂いする。」



『ボス、お疲れ様。ちょうど出来たとこだよ』



いつも来た時に座る定位置に万次郎が腰掛けると料理を運んで一緒に食べ始める。



万「めっちゃチーズとろとろじゃん。ウマっ」



『ほんと？よかった〜』



新婚か、と幹部の誰もがツッコミたくなるような会話をしながら食事を終え、片づけをしているとリビングのソファーでくつろぐ万次郎に呼ばれ、無言で隣をぽんぽんと叩かれると万次郎の隣に座る。



万「ここでの生活、もう慣れた？」



『うん、もう半年以上になるし、快適だし』



万「でも、外出とか気軽にできないじゃん」



『まぁ、それはそうだね』



万「友達とかとも会えないじゃん。


嫌じゃないのか？」



『そう、だね…』



万「反社だs『ボスは…もう私のこといらなくなったってこと？』」



真っすぐに万次郎を見つめる怜奈。



『いらなくなったならハッキリ言ってくれていいよ？』



あまりに真っすぐと見据えられて固まってしまう万次郎。

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