【tkrv】不良彼氏の反応

離れてる間にナンパされた（ran,rind:bntn） ページ9

○蘭(梵天)

寝坊した蘭を待っているといかにもガラの悪いナンパに囲まれてしまう。

(早く追い返さないと、蘭ちゃん来ちゃったらもうこの人達終わっちゃうよ)

ナンパで囲まれることよりも、今の状況を見た蘭がブチギレることを想像するとゾッとする。

『いや、マジでほっといて。ついてこないdっ！」

ナンパを振り切ろうとよく前も見ずに歩き出すと、人にぶつかってしまい、ぶつかられた方は怜奈の肩を掴んで支えてくれる。

『すいませっ！え、蘭ちゃん！』

「前見て歩けよ？怜奈。…で、そいつら何？」

『え、あ、さ、さぁ？』

ナンパだと言えばナンパ男達の命はない。

「じゃあ蘭ちゃんが、蘭ちゃんの怜奈に何の用だったか聞いてきてやっから、ちょっと待ってな〜」

蘭が男達を連れて裏路地へと行ってしまう。

『だから付いてこないでって言ったのに…』





○竜胆(梵天)

竜胆が仕事の電話をしている間に、飲み物を買おうと竜胆から離れて近くの自販機を探していると
運悪くナンパされてしまう。

無視して自販機でコーヒーと紅茶を買って竜胆の元へと戻ろうとすると、ナンパ男に腕を掴まれてしまう。

『(竜ちゃんに見られるとアンタまじで殺されちゃうから)離し…！』

離してと言い終わる前にナンパ男が後ろに吹っ飛ぶ。

『竜ちゃん！』

「どこ行ったかと思えば…勝手に離れるなって言ってるじゃん」

倒れているナンパ男を仕留めようとする竜胆を慌てて止める。

『竜ちゃん！ストーップ！大丈夫だから。ね？』

「……わーったよ」

仕方なく手をひいてくれる竜胆。

蘭より物分かりがいい竜胆で助かった〜

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