17 宣戦布告 ページ18
及川side
花「…って、美結は言ってたけど」
放課後の部室でマッキーが美結ちゃんの分析を説明してくれた。
松「まぁ、確かにそう思うのが普通だよな」
花「俺も美結と話してて納得してしまった」
岩「つーか、零なら他にもっといい相手がいんだろ。何もクソ川なんか選ばなくても」
三人が納得したように頷いている。
及「ちょっと、ちょっと!納得しないでよ。俺は本気なんだよっ。ホントに好きなんだよ」
なんてこった!
零にいままでの情熱が伝わってなかっただなんて…
花「まぁ、あくまで美結の意見だからさ」
岩「でも、零の一番の親友だろ」
松「零より零のこと知ってるかもな」
マッキーのささやかなフォローを、岩ちゃんとまっつんが粉々に砕いた…
及「ヒドいっ」
ギャーギャー騒いでいると、部室のドアが開いて渦中の一人、国見ちゃんが入ってきた。
国「お疲れ様です」
岩「おう」
花「お疲れ」
松「お疲れさん」
及「お疲れ〜…」
ロッカーを開けて着替え始めた国見ちゃんの様子をちらっと見る。
まぁ、確かにイケメンだけれども!
でも
俺のほうが零にふさわしいと思うんだよね!
俺の方がモテてるしっ!
すすっとさりげなく国見ちゃんに近づく。
及「国見ちゃんのファンの子たちも静かになってきたみたいだし、そろそろ零が彼女のフリする必要もなくなってきたんじゃない?」
国「…俺、このまま『ごっこ』で終わらせるつもり、ありませんよ」
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作者名:朔夜 | 作成日時:2017年3月9日 23時