13 フリじゃない？！ ページ14
及川side
まさか、彼氏のフリを国見ちゃんに頼むとは…
帰り道なら俺だって途中まで一緒なのに…
ズーン…と、暗い雰囲気であるいていると、岩ちゃんのゲンコツを食らった。
及「った！岩ちゃん、ヒドイよっ！俺が傷ついてるのにっ！」
岩「お前がいつまでもうざい顔してるからだろ」
花「まさか、フリじゃなくて本命だったりしてな」
笑いながら言うマッキーの一言がグサリと胸に刺さる。
松「あり得るな。練習の時も何気に仲よさげだし」
美「国見ちゃん、カッコいいし、無表情なんだけどたまぁに笑うと可愛いんだよね。零に笑ってるとこしか見たことないけど」
花「彼氏の前で言うかよ〜」
うりゃーとマッキーが美結ちゃんの頭をグリグリ撫でる。
及「ちょっと…どん底の俺の前でイチャつくのやめてくれる？」
思わずジト目で見てしまう。
いいな
俺も零とあんな風になりたいぃぃ
マッキーと美結ちゃんみたいな
あ
今、コンビニから出てきた二人もいい感じのカッ…！！！
少し先のコンビニから出てきたのは零と国見ちゃん
向こうはこっちに気づかずに先を歩き出した。
仲良く何か話しながら歩いてる。
あの国見ちゃんが零と親しげにするなんてっ
他の四人も零たちに気づいた。
松「ありゃ〜、やっぱフリじゃなかったかぁ」
岩「決定的だな」
花「結構お似合いじゃん」
美「ねー」
そんな…
ほんとに泣きそう…
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作者名：朔夜 | 作成日時：2017年3月9日 23時
