魔女っ子ありるんの恋パート２ (ページ7)

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呪いが解ける時その１ページ7

慧「大ちゃん！！」
大「伊野ちゃん…なんで？」

公園に着くと、キス目前の大ちゃんと山田
間に合ってよかった…

大「伊野ちゃん？なんでここに？」
涼「大ちゃん！」

俺のところへやってくる大ちゃん
最近あまり話せなかったから、それだけでテンションが上がってしまう

とりあえず、知念に貰った薬を飲ませないと…

慧「大ちゃん。この薬飲んでくれる？」
大「…いやだ」
慧「なんで？」
大「わかんない。けど、飲みたくないの」

これが知念が言ってた抵抗ってやつ？

慧「お願い！」
大「いやだって…言ってるでしょ！」

ビュン

慧「うわぁぁぁ」

いきなり強い風が吹き荒れた

大「い、伊野ちゃん…ごめんなさい」

今にも、泣きそうな顔で言う大ちゃん
たぶんこの風は大ちゃんが無意識に出してしまったんだと思う

けどこんな風の魔法、出会ったばかりの頃に受けた魔法に比べたらすごく弱い気がする

少しずつ大ちゃんの元へ進んでいって
俺は、あの時のように大ちゃんを抱きしめた

大「伊野ちゃん…」
慧「俺は山田と違ってかっこよくないし、魔法も使えないただの人間だけど…

大ちゃんが好きって気持ちは、誰にも負けない。
…大ちゃん、大好きだよ」

そう言って、俺は薬を口に含み

ちゅっ

大「//////」

大ちゃんに薬を飲ませた
途端に、強かった風が吹きやんだ

慧「大ちゃん。大丈夫？」
大「ちょっ。私のファーストキスが…」
慧「ご、ごめんね」
大「まぁ。ありがとう///」
慧「よかった、いつもの大ちゃんに戻って」
大「伊野ちゃん
…ごめん！」
慧「えぇっ！？」

どういうこと！？

大「いろいろ言いたいことはあるけど、また後で話させて」

そう言って大ちゃんは、呆然と立ち尽くしてる山田の所へ向かった

なんで山田なの？