魔女っ子ありるんの恋パート２ (ページ24)

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別れの時その４ページ24

side有岡
大「お、お待たせ！」
圭「大ちゃんおかえりなさい」

あの後私と伊野ちゃんは皆がいる所に戻ってきた

大「あの、裕翔先生！」
裕「？？」
大「先生って色んな魔法知ってるでしょ？」
裕「まぁね。じゃなかったら先生やってないよ」
大「ならさ、伊野ちゃんたちにだけ、私たちのことを忘れないようにできない？」
裕「できるけど…ちょっとどうしたの？いきなり…」
大「そうしてくれなきゃ私は帰らない！」
裕「ええっ！！」

伊野ちゃんの作戦それは…
『頼み込み』！

作戦にしては単純すぎ？
シンプルイズベストってやつだよ♪

光「大ちゃんどうしたの！？」
大「ひかだって頑張るって言ってても、薮ちゃんに忘れられるの嫌でしょ」
光「そりゃ…。嫌だよ。嫌に決まってるでしょ！」
大「私も嫌だよ。だから頼み込むんでしょ？」
光「確かに…。頼み込んだらいけるかも！」

裕「光まで…。どうして？」
雄「恋する乙女は強いんだよ」
圭「そうそう。だからお願い裕翔」

裕「仕方ないなー。大ちゃん、光、杖出して。君たち２人も手を出して」

そう言われて私たちは杖を、伊野ちゃんたちは片手を出した

裕「⚪×▽△⚫○〜〜」

裕翔先生が呪文を唱えると、私たちの杖から光が現れた
その光が伊野ちゃんたちの所に飛んでいき、伊野ちゃんの手にはオレンジ色の、薮ちゃんの手には黄色の宝石が置かれていた

宏「なんだこれ？」
慧「すごくキレイ…」

裕「その宝石は、魔法の影響を受けないようにしてくれる特別なもの。それを持ってる限りは２人のことを忘れることはないよ」
大「ってことは…」
慧「やったね大ちゃん！」
大「うん！」

光「薮、無くすんじゃないぞ」
宏「わかってるって」

さすが裕翔先生！

本当にありがとう