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side Yuya
慧くんと最後に話して半年ぐらい。
大学でバタバタしてて、会う機会が全然なかった。
今日はそんな彼と久々に会う予定。
「ごめんね慧くん。遅くなっちゃって」
「ううん」
先に待ち合わせてたカフェにいた慧くん。
そんな彼の前には、美味しそうなパスタとコーヒー。
「美味しい？」
「すっごく！」
「じゃあ俺も頼もうかな。昼飯まだなんだよ」
俺も食べたいものを注文して、昼食を食べ始める。
あれから、慧くんの猛アタックの末に2人の想いは通じた。
そして人間になった慧くんはバイトとかで社会勉強しながら、新しい生活を楽しんでるそうだ。
昼食を食べ終えてお互いコーヒーを飲んでいると、慧くんが口を開く。
「本当にありがとうね。色々言ってくれて」
「いやいや、俺慧くんに言い過ぎちゃったからさ」
「ううん。�睫擇里�かげでちゃんと向き合えた気がする」
「そっか」
慧くんはとても幸せそうな顔をしている。
本当によかった。
「けどさ�睫據�
「どうかした？」
「なんで僕にそこまでしてくれるの？ ただの知り合いなのにさ」
「なんでか……有岡くんとは仲良いし、2人ともほっとけないってのもあったけどさ」
やっぱり、1番の理由はあれかな？
「最後まで見届けたかったんだよ。……
「その言葉……。お前まさか！」
驚いたように立ち上がる慧くんの口に人差し指を近づける。
「今の俺は�睫斃彩蕁�ただの学生だよ」
「そっか。そうだよね」
納得してくれたのか、座ってまたひとくちコーヒーを飲んだ。
今度こそ、人として幸せに生きていることを願うよ。
「慧くん」
「ん？」
「幸せにね」
「もちろん！」
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作者名：あやか | 作成日時：2020年10月22日 14時
