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目を覚ますと、オレンジ色の空が視界に入る。
放課後の教室で居眠りしてたみたいだ。
最近、眠くなることが多いな。
しかも、そういう時は決まって悪夢を見る。
今よく見るのは、触ったものが全てシャボン玉になっちゃう悪夢。
最初はファンタジーだなって思ってたけど、これも充分悪夢。
だって、全部壊れちゃうんだよ。
物も、人だって。
その瞬間が妙にリアルで。
声は聞こえないけど、自分が責められている気がして。
怖くて怖くて仕方がない。
最悪っていうのはこういうことなのかな?
……前言撤回。
あの時よりはマシ。
この現実よりもマシ、かもしれない。
あぁ、このままネガティブになっちゃダメだ。
早く帰ろう。
家に帰り、ベッドに倒れ込む。
今日の悪夢はいつもと違った気がする。
誰かの、彼の声が聴こえたような。
……気のせいだよ。
期待したって、絶望するだけ。
みんなみたいに存在ごと忘れてしまった方がいいってわかってる。
だけど、もし本当に彼だったら?
悪夢でも夢なんだ。
少しぐらい自分の願望が反映されてるんじゃないかって望んでもいいでしょ。
あ、眠気来た。
この感じ、また悪夢を見るパターン。
何度も見るせいで、ある程度予想できるようになっちゃった。
どうか、この予想が外れて、何も寝ずにまた起きられますように。
心の中で呟きながら、夢の世界へ意識を飛ばした。
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作者名:あやか | 作成日時:2024年2月4日 19時