僕、憑かれました。 (ページ50)

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◆ ページ50

身体中が痛い。
声を抑えながら、何度も何度もアイツらに殴られる。

知念に対する嫌がらせは終わったわけではなかった。
ターゲットが俺に移ったんだ。

最初は教科書やペンが隠され、あっという間に暴力に訴えてきた。

先生に話したりしてなんとかならないかと動いたりもした。
けど、アイツらは口が上手いのか先生は丸め込まれるし、クラスのやつらはターゲットになるのを恐れて助けるどころか証言もしてくれない。

俺が学校に行かなかったら、またターゲットが知念に戻る。
それだけは避けなきゃ。

そう思いながらアイツらの暴力に耐える。

ふとアイツらよりも向こうの方を見ると、見慣れた小さい姿。
知念だ……

知念も気づいたのか、立ち止まり目を見開く。

情けない姿を見せてしまって恥ずかしい反面、知念なら助けてくれるっていう謎の安心感が生まれる。

……だけど、知念は俺に背を向け走っていく。
知念が逃げた？
見て見ぬふりをしたのか？あいつが？

俺の中のなにかが音を立てて崩れた気がした。

それからも殴られ続け、誰かわからない叫び声を最後に俺は気を失った。

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どうも、作者です(*・ω・)ノ

おかげさまで移行の時間がやってきました。
移行後もよろしくお願いします。

参考にしたいので、よろしければ評価とコメントお願いします！

それでは、移行後に会いましょう。

あやか