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慧と俺の気持ち ページ38

side Kei
僕が大貴に過去を話してから少し経った。

宣言通り、大貴も探すのを手伝ってくれる。
だけど、全然見つからない。

「見つからない…。」
「前世とか覚えてる人なんてそうそういないからね。」

そう。今は前世も魔法も架空の存在。
そのおかげで僕も行動しやすいけど、その分彼を探すのは困難だ。

それにもう1つ問題がある。

「今日は終わろう。そろそろ夕食作らなきゃだし。」
「そうだね。頼むね。」
「今日の夕食だけど…」
「これから俺課題やるから。できたら呼んで。」
「…うん。」

大貴が素っ気ない。
彼を探しているときは熱心に手伝ってはくれるけど、そのとき以外はあまり僕と話してくれない。

けど聞いたことはちゃんと教えてくれるし、嫌われてるわけではなさそう。

けど、なんで僕のことを避けるんだろう。
すごいモヤモヤする。

この気持ちは一体なんなのだろうか…。



「…い。……慧!」
「ほわっ!」
「焦げてるよ!!」
「え…あっ。ごめん。」

ヤバい。考えてたら料理が焦げてた。

「大貴、ごめん!」
「いいよ。ちょっと焦げても味が大丈夫なら。」
「そっか。じゃあ味見して?」
「うん。」

僕は食事のできないから、料理のときは余程忙しくない時以外は味見してもらってる。

いつものように菜箸で料理を少しとり、大貴の方に近づける。

「はい、あーん。」
「えっ//」
「大貴食べないの?」
「えっと…うん。箸ちょうだい。」

ヒョイっと大貴は菜箸を僕から受け取って味見をする。



いつもなら普通にそのまま食べてくれるのに、なんで?

やっぱり、嫌われてるのかな…。

◆→←◆


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設定タグ:いのあり , たかいの , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あやか | 作成日時:2018年11月24日 18時

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