7人のパパ 2nd

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顔の見えない誰かはいつも私の側にいた









「いっぱい泣いたらいい」









夜、1人になると彼を思い出しては悲しくなって苦しくなっていつも泣いていた
だから、私は1人が嫌でいつもあの人を呼んでいた
会いたい。来て。と言えばすぐに飛んできてくれる


わがままを言っても聞いてくれる。


あの人の気持ちを知っていて会いたいなんて軽率なことだったのかもしれない




それでもあの人は来てくれた。









『ごめんね。いつもいつも』









「ううん、俺暇やしさ」









『明日も仕事なのに。』








「ううん、いいよいいよ。眠くなかったし」









すごく優しかった









『忘れられるかな彼の事』









「無理に忘れんでええねんで」









『でも。。。』









「俺の事は気にせんといてや、俺はずっと待ってるよ。」









なんて私はすごくあの人に苦し思いをさせてたのかもしれない




息ができなくなって意識が遠のいていく中。私は何度もあの人ことを考えた。
なにも伝えられないまま。直接ありがとうも言えずに








『うっ。。。。。や。。めて。。。。。。』









私は何かしたのかな、誰かに恨まれるような事。
ありがとう。私と出会ってくれて。側にいてくれて。大好きだったよ。









『のぞむくん。。。。』

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