7人のパパ (ページ49)

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窓に少しずつ水滴がつき始めた
雨が降っているみたいだ

こんな真っ暗な部屋に1人でなんていたくない
だからわたしはドアの方へ向かった

大きなドア、背伸びをする

『んっーーーーっ』

くっそ、届かない、開けられない
窓の外の雨は勢いを増した

『ずっ。。。だれかあ。っ。ずっ。』

あとどのくらい1人の時間が続くのかと考えれば考えるほど涙がとまらなくなった
こわい、こわい、誰かきてよ、、、

すると誰かが階段を上がってくる音
わたしはドアから離れるとゆっくり開けられた
光がぶあっと入ってきて、わたしを見つめる

『んーーーっ、っ、こわかったあーーーっ。。』

望「起きてたんか、くらいの怖かったな、ごめんな早くきてあげられへんくて」

わたしは望くんに手を伸ばす
すると優しく抱き上げられ優しくぎゅっとされた

懐かしい、この匂いとても落ち着く匂い

望「よし、下降りようか」

私は望くんに抱っこされたままみんながいるリビングへ向かった