7人のパパ (ページ43)

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あれから2ヶ月がたった

みんなでリビングに集まるのが習慣だけど
今日ははまちゃがいない
きっと釣りだけど、ま、私は1人床に座り込みはらぺこあおむしを見る

絵本にたくさんの穴が空いてるの

すると急に背中をつつかれた

ツンツンツンツン

私は本に目をやったまま背中の手をだるそうにはらった

そしてまた本に集中する
すると体がふわっと浮いた
もちろん本は離さない

『なあーにー』

やっぱりお前か眉毛野郎

重「あそんだろーおもて」

違うでしょ？私が遊んでやってんの

『うん！』

まぁ、付き合ってやろう

重「お庭で遊ぶ？」

うそ！いいの！！？

『いい？』

精一杯可愛くしてみる

神「んー、ちゃんと遊んだら手洗う？」

『ん！！！』

神「うがいは？」

『する！！！』

神「帽子は？」

『かぶる！！！！』

神「よし、合格、怪我しやんといてや～」

『まゆげ！』

あ、つい口が滑ってしまった
すぐにシゲの顔を見ると楽しそうに帽子をくるくる回してた
バレてない、セーフ

神「しげ、日焼け止め塗ったってな一応」

そしてふとソファーを見ると望くんがだるそうに携帯を触ってた
ぶー太郎め

だから私は望くんのそばに行き服を引っ張る
1人じゃソファーに上がれないから

望「ん？」

『あそぼう』

望「あ～いいけど」

だるそうだけどなんか嬉しそう

『まゆげ！のじょむくんもいっしょにあそぶって！！』

重「小瀧が？珍しい」

望「うるっさい」