7人のパパ (ページ13)

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重「A～ボール投げしよ～」

ベッドに寝かされていた私は抱き上げられテレビ前の大きなソファーに座らされた
その横のソファーには流星がスマホをいじり淳太くんが読書をする
はまちゃはテレビ画面でYouTubeを見て神ちゃんは洗濯物をたたみ照史くんはうつぶせでお尻を流星に枕がわりにされていた
望くんはお風呂

重「A～いくぞ～ほれ」

『だあ！！！』

重「いや、打ち返すなよ～普通はキャッチやろ？

もう一回せーのっ」

『だぁ！！』

重『も～キャッチやって可愛いなあ」

シゲの顔が緩みまくる
ニヤニヤしちゃってほんと私のこと好きね
遠くに座る神ちゃんと目があうと優しく笑った

重「Aはさ～誕生日いつなん？」

そう言い私に向かってボールを投げた
確かに私の誕生日っていつなんだろう
それによって歳も変わってくる

流「ほんまやな～いつなんやろ」

神「Aが入ってたゆりかごにAの名前が書かれた紙が入っててその横に6ヶ月とは書かれててんけどな～
今は想定１０ヶ月くらいやからなあ
誕生日がないのはよくないから俺らと出会った日にせいへん？」

崇「あ、ええやん」

重「てことは3月1日?ほいっ」

『だぁ！！！！』

私はみんなが言うには10ヶ月らしいけど
連れてこられた日より前の記憶はない
一番初めの記憶がゆりかごの中でっていう記憶だけだ