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『ギャァーーーーー!!!!!』
私の朝はこうして始まる
まず、泣けば人が来る事は知っている
だって、私22歳だもの
「はいはい、泣かない」
いつも必ず一番に私の元へ来てくれるのはたらこ唇
普通に、誰かー起きてーって言えばいいんだけど
どうやら9ヶ月の体はそう簡単にうまく動かせない
『たあーあーーおー』
淳「え〜?大好きって〜?」
そう、普通に喋ってもこうなるらしい
目の前の淳太くんは何やら嬉しそうだけど
私が今言ったのはタラコ
そもそも私が寝る時は毎日違う誰かと一緒に寝るのだけれど
気づけばベビーベッドへ移動している
ほんとやめてほしい、夜中目を覚ました時は
見たくないものまで見ちゃう時だってあるんだから
赤ちゃんの目ってすごいらしい
「おはよう A起きてる?ミルクの準備するわ」
あ、優しい声
淳「この家で誰より早起きやわ」
私が思うに一番優しい神ちゃん
みんなに神ちゃんって呼ばれててママみたいなの
神「はい、おまたせ〜」
いつものようにミルクを持たせてくれた
2歳児はもう持って飲めるんだからなめないでよね!
ドタドタドタドタ!!!!!!
階段を降りて来るすごい音
絶対あいつだ。
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作者名:えとわーる | 作成日時:2018年8月23日 3時