フェルマーの最終定理なんて解らないけど【QK】【trsk 】 (ページ2)

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序章ページ2

草薙side

言葉は面白い

そう感じるようになったのは中学3年の頃である。

英語などの外国語に触れていく中で改めて３つの文字を使い分ける日本語に関心を持ったのが始まりだったと記憶している。

当時はなかなか友人に共感して貰えず、若干可笑しい人認定されかけたのも良い思い出…ということにしたい。
　
幸いにも頭の出来は良い方だったから、高校から探究という名目で方言など日本語の理解を深めようと必死に努力した。成果が出ず3日ほど寝ずに資料を読み漁ることも稀にあったが、勉強の面白さに目覚めていた私にとってそんな事は苦では無かったのだ。

いつからか、特に考えてもいなかった大学進学も視野に入れ、どうせ学ぶなら最難関だと無謀だと自覚しながらも東京大学を志望校にしていた。女手一つで育ててくれた母には相当迷惑をかけてしまったと反省している。

高校のレベルは自称進学校といったレベル。そんな所から赤門を潜ろうとしているのだ。7時間ある普通授業の後に1日5時間越えの学習、更に学習塾、、、
毎日死ぬ気で勉強を続けていた。まさにガリ勉という言葉が当時の私には当てはまっただろう。
だが私はそこまでしてでも東大に行きたかったのだ。(その中にはここで1発合格したらマウントが取れるだろう、という浅はかなプライドもあったことはオフレコで頼みたい。)

そんな血反吐を吐くような努力が実を結んだのは、今から大体一年前である。