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ジョルノは目の前の出来事に理解できなかった。
拳をぶち込まれたブラック・サバスは、ゴールド・Eによってゆっくりと倒れようとした。掃除用のバケツにぶつかり、水がかかったと同時に目の前から姿を消したのだ!
「いない…バカなッ!今ヤツは、動きのコントロールができないはず…動けたとしても、非常にゆっくりなんだ。消えるなんてありえないッ!」
ジョルノはその場から動かず、敵を探す。
「このゆっくりの時を解除する前にヤツを見つけないと、また攻撃される」
敵の姿に集中するジョルノ。ふと、首に触れられる感触がしたため、後ろを振り返る。
どういうことだろうか。
ゴールド・Eは再び姿を現したブラック・サバスに捕まり、首元にあの矢を刺そうとしていたのだ!
「か、影の中!?し、しまった!動きはゆっくりでも、パワーは強いままだ!全く身動きできないッ!」
ゆっくりと首元へ深く刺さろうとする矢先。それを避けようと、もがきながら背を反らせる。
すると突然、ブラック・サバスはゴールド・Eを離し、その拍子にジョルノは階段の手すりから落ちた。
すぐさま体勢を直そうと起き上がろうとしたその時、近くにあった建物の影からブラック・サバスが襲いかかる!
が、瞬時に飛び退き、捕まることはなかった。そして、敵が目の前にいるのにも関わらず、歩き始めた。
ジョルノは気が付いた。
"ブラック・サバスが歩いている場所"に。
そこで、近くにある木陰に触れてみる。すると、瞬間移動でもしたかのようにそこからブラック・サバスが現れたのだ!
「影だッ!やっぱり影の中だッ!コイツは影の中だけを伝って、ものすごい速さで移動してくる!」
敵の動ける範囲は影の中…つまり、ジョルノが影さえ入らなければ攻撃を仕掛けないのだ。
しかし、今は夕暮れ。太陽は校舎の向こうへと沈もうとしている。このままでは、敵の動ける範囲がますます増え、ジョルノが不利になってしまう。
ふと、ジョルノは思った。
「もし、無理矢理日光の中に引きずり出したとしたらどうなるのだろう?」
影しか動けないのだ。きっと、弱点は日光なのだろう。
だが、問題はどうやって引きずり出すかだ。
考える時間はあまりない。敵は動かずとも、時間が経てば経つほど有利になるのだから。
「君は!」
階段の上で声がした。
「何をやっているんだ、ジョルノ・ジョバァーナ!」
「コーイチ!」
広瀬 康一がそこにいた。
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ぱるめん(プロフ) - お久しぶりです。コメントありがとうございます!これからも応援をよろしくお願いします! (2019年1月13日 22時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります!更新がんばってください!! (2018年12月5日 16時) (レス) id: 8b8855a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - あ〜良いこと言う!! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめん(プロフ) - 確かに、助け合いは大切ですね。何かあれば、またお願いします。 (2018年12月2日 23時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - コメ返に追い付けないww (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱるめん | 作成日時:2018年11月30日 20時