3話 ページ22
ジョルノが入る組織の名は"パッショーネ"という。このネアポリスの町のホテル、港の運送会社、建築会社、葬儀屋、レストランなどあらゆる場所を支配し、賭博や麻薬のあがりはとてつもなく大きい。"パッショーネ"とは"情熱"という意味でボスの名ではない。
「…実際、ボスの名を知る者は誰もいないし、姿や顔を見た者はいない」
ジョルノを連れてブチャラティは説明する。
「ボスの下にいる何人かの幹部を介して命令を下してくる。ジョルノ、おまえの入団を決定する幹部は"ポルポ"という名の男だ。彼は、"この建物の中にいる"」
そう言いうと、立ち止まり親指で近くの建物を指さした。
「この建物って
"刑務所"だが…」
ジョルノの目の前にはレンガ造りの高い塀が囲まれている刑務所があった。
「そうだ。ポルポはある罪で有罪になって15年は出て来ない。だが彼はこの中からおれに命令を下し、組織に力をふるっている。彼はその気になれば、いつでもここを出る事はできる。だが、それをしない。"その必要がない"んだ」
「なぜ？」
「行けば分かるよ。ジョルノ・ジョバァーナ、君はこれから彼の面接を受け、合格しなくてはいけない。どんな面接かは彼の気分次第だが…」
顔をやや強ばらせ、次の言葉を強調させた。
「くれぐれも、彼にバレるなよ…」
「分かりました」
刑務所に向かって数歩歩き出したところでジョルノは思い出し、ブチャラティに振り返る。
「あぁ、そうだ。スタンド能力…とか言ってたよね？あんたは、なぜあの能力を身に付けたのか聞いていなかったが…他にもいるのか？」
「それも行けば分かる。合格すればな」
ジョルノはただその言葉を聞くと、刑務所の中へと入って行った。
「ジョルノ・ジョバァーナ…いや、あいつはきっと…」
刑務所をしばらく見つめると、次に空を見上げ呟いた。
「しかし…(ナマエ)は一体、どこへ行ったんだ？」
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ぱるめん(プロフ) - お久しぶりです。コメントありがとうございます！これからも応援をよろしくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (
レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります！更新がんばってください！！ (2018年12月5日 16時) (レス) id: 8b8855a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - あ〜良いこと言う!! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめん(プロフ) - 確かに、助け合いは大切ですね。何かあれば、またお願いします。 (2018年12月2日 23時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - コメ返に追い付けないww (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱるめん | 作成日時：2018年11月30日 20時
