1 ページ2
光輝side
それはほんとに突然だった。
担任「突然だが転校生を紹介する、入れ」
ザワザワ
こんな時期に転校生?もうすぐ夏が終わって秋が来るって言うのに?
「なぁ光輝、知ってた?」
隣の席に座る海司が俺に聞く。
光輝「いや、知ってるわけない」
海司「だよな〜」
「あ、もしかしてまたヤンキーとか?」
と陸が言う。
海司「えー、やだよ俺」
俺もやだわそんなん
陸「俺もヤンキーは竜と尊人さんで十分」
竜「あ?」
光輝「んでもねぇよ」
ったく、ヤンキーはすぐ睨んでくる
ガラガラ
とか何とか話していると教室の扉が開いた。
コツコツコツ
入ってきたのは、
「A、ちゃんと前見て」
『分かってる』
2人の男女だった
担任「自己紹介をよろしく頼む」
『はい、○○高等学校から転校してきました藤咲Aと申します。よろしくお願いいたします』
「松井利樹でーす」
え、それだけ・・・
...
担任「以上、礼」
その後簡単な自己紹介が終わって、席に座った2人。
しかもよりによって、
光輝「なんで俺の隣・・・(ボソッ)」
陸「よかったじゃんw」
海司「仲良くなれるチャンス!」
光輝「うるせぇよ、」
そう、女の子が俺の隣になった。いや、なってしまった
別に可愛くないわけじゃない、むしろ可愛いし綺麗な顔してる。ただ、
『・・・』
マジで綺麗な顔して外見つめてるから、話しかけにくくて。それに、ちょっと恥ずい
スタスタスタ、ピタッ
光輝「・・・なに?」
片方の男が俺の前で止まった。
海司も陸も不思議な顔してそいつを見る
「・・・ねぇあんたさ、」
あまりにも真剣な顔をするもんだから、俺は何を言われるのかと生唾を飲む。
まさか初日から喧嘩すんのかこいつ。しかも相手俺?竜とかにしとけよめんどくせぇ・・・
「席、交換してくんない?」
光輝「・・・は?」
いや、は?
海司「すげぇ剣幕だったけど、」
陸「言う言葉それ?ww」
海司と陸がうけるとかなんか言ってるけど、全然うけねぇよ!なんだよ席交換しろって
「なっちゃんとよっしーに言われてるから、Aのそばを離れるわけにはいかないんだ」
なっちゃん?よっしー?よく分からないが、
光輝「俺は別にい『だめ、利樹はそっちの席でしょ』え」
特に断る理由もないから、と席を譲ろうとした時に隣から聞こえた言葉。
綺麗な声、してる
それが、俺が彼女に抱いた最初の気持ちだった
今思えば、一目惚れのようなものかも知れない___
107人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍唯(プロフ) - 続きが気になりました!更新楽しみにしてます! (2021年6月10日 1時) (レス) id: 21eb4fd082 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 展開楽しみです。更新頑張ってください!! (2021年4月27日 16時) (レス) id: eb7449c30b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:NEO | 作成日時:2021年4月7日 1時