笑顔の魔法 (ページ4)

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Hokuto

とうとう最後の握手。

ｽﾀｯﾌ「次の方どうぞ」

『あ、北人さん！』

「そうです、！」

『最後ですか？』

「最後、です」

『またお会いしましょうね』

「っはい！」

ｽﾀｯﾌ「終わりです」

最後の最後まで俺の目を見てくれた。
また会うって約束(？)もしたし、

「・・・最高」

．．．

友達「どうだった？」

握手と物販を終えた友達と合流。

「Aちゃん推しです」

友達「・・・(`・ω・)ｂｸﾞｯ!」←

友達との仲も深まった今日でした(？)

・・・この時はまだ、俺と握手したその数時間後、君の笑顔が消えるなんて思ってもみなかったけど。

．．．

You

もうすぐで今日の握手会は終わる。
長かったけど、短かった気もする

ﾒﾝﾊﾞｰ「A〜」

『あーい』

ﾒﾝﾊﾞｰ「次のブロックで終わっちゃうね、握手会」

『だね、なんか寂しいw』

たくさんのファンの方と握手をして、「かわいい」とか「大好きです」とか色んなことを言ってもらってほんとに嬉しかった

ｶﾞﾁｬ

「A疲れたー」

『李雨(りう)重いー』

李雨「えへ」

いやえへじゃないし避けてほしいんだけどなぁw

李雨はグループで一番仲がいいメンバーで、二人でいることが多くてファンの方にもコンビで呼ばれたりもする

『李雨隣のレーンだよね』

李雨「うん、Aが隣でなんか安心したw」

『え、わかる。安心した』

一緒にいてすごい楽なんだよね、李雨って。

李雨「よし、最後のブロック頑張ろうね」

『うん、頑張ろう』

私を変える悲劇まであと、＿＿＿

．．．

ｽﾀｯﾌ「次の方どうぞ」

『こんにちは』

「・・・」

あれ、大丈夫かな・・・

『初めての方ですか？』

「・・・」

うーん、どうしたらいいんだろ

『今日はありがとうございます！また来てくださi「ｼｭｯ」っえ』

ﾌｧﾝ「・・・きゃー！！！！」

ｽﾀｯﾌ「A！！」

ｽﾀｯﾌ「何してるんだ！抑えろ！」

「っお前さえいなければ！！！消えろ！！！」

『っ、』

なにが、起きてるの、

目の前には真っ赤な血、血、血。
ファンの方もスタッフさんもメンバーも、もちろん私もどうすればいいのか分からない

そして取り押さえられて連れていかれる私を切った人。
その手にはナイフがあって、

『きづ、かなかった』

李雨「Aっ！！」

ｽﾀｯﾌ「李雨だめだ、！」

こんなの初めてで、目の前の景色が真っ白になって私の意識は途絶えた