笑顔の魔法 (ページ3)

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Hokuto

ｶﾞﾁｬ

壱馬「北人、前言ってたあれ借りんでーってまた見てるん？」

「いいよー、うん見てる」

あの日から１ヶ月が経って、今ではすっかりDivaのオタク。なんかファンの方の気持ちがわかるようになってきた

壱馬「ほんまによう飽きへんで見てられるな」

メンバーにも段々呆れられるようになった()

「だってさ、かわいくない？こんな可愛くて年下で俺らよりデビュー早いんだよ？」

あ、また始まったみたいな顔した

壱馬「はいはい、分かった」

うわ、あしらってどっか行ったし・・・
そういえば握手会、っていつだっけ

「・・・来週じゃん、どうしよ」

なんか緊張してきた(？)

服装とかちゃんとした方がいいよね、髪の毛とか染めていこうかな。金髪ダサくね？大丈夫そ？

．．．

まぁ当たり前のように時間は待ってはくれず握手会当日

ちゃんと変装はしてます。大丈夫です、多分((

友達「はい」

「え、なに」

友達「え？握手券」

あ、握手するには券が必要なんだっけ？

「これ何回分？」

友達「3回」

・・・3回。

友達「じゃ、俺隣のレーン行ってくるから！先にAちゃんと握手してこいよ」

「え、ちょ」

1人にすんなし、。

・・・。

周りを見るとどのレーンも長蛇の列。でも一番長い列ができているのはやっぱりAちゃんのレーン

「・・・並ぶか」

長い道のりになりそう

．．．

やっときた。あと２、３人で俺の番

「なに話そ、(ﾎﾞｿｯ)」

多分終わるの秒だから名前くらい覚えてもらいたい
てかAちゃんランペ知ってんのかな

ｽﾀｯﾌ「次の方」

「あ、はい」

よし、いくぞ北人

「あの、」

『初めましての方ですか？』

「はい、えと、」

『ふふ、お会いできて嬉しいです！次もきます？』

「あ、はい」

ｽﾀｯﾌ「終わりでーす」

やっぱ終わるの早い、

『またお話しましょうね！』

って言って俺を見ながら手を振るAちゃん。
思わず手を振り返してしまった

でも、

「・・・めっっっちゃかわいい」

天使ってAちゃんのことじゃん(違う)

．．．

2回目の握手。

ｽﾀｯﾌ「次の方」

『あ！さっきの方～』

「はい、あの俺北人って言います」

『北人さん！かっこいい名前ですね、！』

「っもう1回きます！」

『はい！待ってます！』

ｽﾀｯﾌ「終わりでーす」

はぁ、かわいい。天使。
名前言ってくれたんだけど、天使(2回目)