その 13 ページ14
何が起こったかわからない。
骨折したことがないからわからんが、多分そんな痛みが背中に広がっている。
凡人の私には耐えがたいため、とりあえず氷を背中に張っておく。
痛みで開かない目を微かにこじ開けてみると、さっきいたはずの場所が私の今の足では20歩、後ろに思いっきり蹴っても3回は地に足をつけないといけないようなくらい離れているところに見えた。
そして、その周りで驚いた顔をしている3人とこちらに来ている1人も確認できた。
「嬢ちゃん！大丈夫か！？」
こちらに来ていたのはクザンか……。
自然系だったから大丈夫だと思いたいが……と呟き、そっと背中に手が触れる。
「………大丈夫そうだ。痛みはあるか？」
そういや、氷を張った時点でほとんど無くなったな。
首を横に振って、
「もう大丈夫だよ。ありがとう」
と立ち上がってみせた。
氷もういらないから解除しておこうか。
「そうか。じゃあもう少しの我慢だ。あと少し付き合ってくれ」
「いやぁ〜すまなかったねぇ〜」
相変わらず呑気な顔の黄猿。
「大丈夫だよー驚いちゃったけど！」
それに対し、私も呑気な顔返しをする。
「話を戻して、その子についてだが……」
センゴクさんが口を開く。
それに私含めた4人は目をセンゴクさんに合わせる。
「今のを見て皆、この子の能力の危険性をわかったと思う。」
「それに加え青キジの報告。それを踏まえると、親族を募るなどして外に出すのはかえって脅威を増やす可能性が高くなると判断した。」
おっ？ということは？
「これより、我々海軍でこの子を預かることにする！」
ドンッ！！
あ、これセルフ心の中でのドンッね。
これに対し、
黄猿は変わらず。
赤犬は、戦力として楽しみじゃのう。と呟き。
クザンは、無言で何かを考えているような……複雑な心境が読み取れるような顔をしていた。
「……異論は………無さそうだな」
後日、詳しいことを決めるということで解散した。
とりあえず、私はクザンの部屋にいることとなった。
移動の最中もあまりぱっとしないような表情で、普段のだらけきった感じがが一切感じられない。
何を考えているのか。
あっ。もしかして今のでロビンのことを思い出させてしまったか。
もしそうなら早くロビンの幸せを見届けさせたいな。
部屋に着く頃には、私の頭の中はロビンに会った時の計画や何をさせたいかで埋まっていた。
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黒狐(プロフ) - ふぃるさん» 気に入っていただき何よりです！白ひげ海賊団推しなんですね！そこまでできるだけ早く更新できるように頑張ります！コメントありがとうございます！ (2017年4月10日 0時) (
レス) id: 7667610d64 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - 他界他界に思わず吹きましたw これからどんな風にキャラと関わっていくのか楽しみです！（特に私は白ひげ海賊団推しなので楽しみにしてますぐへへ...） (2017年4月9日 23時) (レス) id: aab9086244 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - ルイカさん» 感想、そして応援コメントありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2017年1月6日 23時) (レス) id: 337def3edd (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - さらっと演技したり海軍に潜り込んだりする夢主がすごいです。更新頑張ってください！ (2017年1月6日 17時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狐 | 作成日時：2016年1月10日 10時
