その 1 ページ2
目を覚ました時に広がったのは木々の緑とその間から溢れる光だった。
周りを見渡すと、巨大な木々と1本の川、そして謎の茶色のトランクケースがあった。
「すげぇリアルな夢だなぁ」
あまりの美しさに思わず言葉が溢れた。
そしてその瞬間に私はいくつかの違和感を感じた。
「いや、夢なら私は夢だと気付かないぞ？後葉っぱ地味に痛いからやっぱりこれ……」
念のため、私は自分の頰をつねってみた。
「痛い……ってことは現実なのかこれ」
こんな綺麗な場所がまだあったのかと感心し、改めて周りを見渡した。
「そういやトランクケース……やっぱ気になるな」
ということで私は恐る恐る、そのトランクケースに近付いてみた。
革製で、鍵が刺さったままだった。
「こんな森に焦ってくるような輩はいるのかねぇ」
不思議に思いながらも、また私は興味にかられ、刺さっていた鍵でロックを解除して中身を拝見させてもらった。
中には大量の札束と、小さな黒い箱。
札束には、よくみるとナミさんがよく持っているベリーの記号が。
「よくONE PIECEの札束こんなに集めたね……暇人？」
でもこれ使ったらONE PIECEごっこ楽しいだろうなぁ。
「そういえばこの箱なんだろう……綺麗な箱に入っているもんだ」
今度の箱にはロックが無く、簡単に開いた。
「はっ！？」
私は一目見て思わず叫んでしまった。
中には、透明度のある白の、見覚えある渦巻き模様をしたリンゴのようなものが入っていた。
「おっ。メモ的なやつ発見」
同梱されていた紙を見つけ、開いてみた。
［コピコピの実 コピー人間になる能力］
「マジか。某大阪有名テーマパークのやつですやん。カメレオーネさんここにあるん？この実の資料あったっけ？再現度高すぎて草生える」
不覚にも私はみずみずしさや甘さを見た目から錯覚したのか 躊躇なくこの実にかぶりつき、トランクを閉め、それを抱えて走り出した。なぜか重そうだった鞄は普通に持ち上がった。筋肉増えたのかな？
「って、マズッ！マズッ！ヤバッ！水！川！」
人気のない場所に走ろうとしたが行き先を変更し、川に向かって走った。
川は透き通っており綺麗な水が流れていた。
そこに着くなり、私はその川に顔を突っ込み、そこの水を飲みまくった。
「うむ、美味い！」
意外と飲みやすく、冷たかった。流石美しい自然に恵まれていることだけあるわ。
そして再度飲もうとすると水面には驚くものがそこに映っていた。
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黒狐(プロフ) - ふぃるさん» 気に入っていただき何よりです！白ひげ海賊団推しなんですね！そこまでできるだけ早く更新できるように頑張ります！コメントありがとうございます！ (2017年4月10日 0時) (
レス) id: 7667610d64 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - 他界他界に思わず吹きましたw これからどんな風にキャラと関わっていくのか楽しみです！（特に私は白ひげ海賊団推しなので楽しみにしてますぐへへ...） (2017年4月9日 23時) (レス) id: aab9086244 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - ルイカさん» 感想、そして応援コメントありがとうございます！更新できるように頑張ります！ (2017年1月6日 23時) (レス) id: 337def3edd (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - さらっと演技したり海軍に潜り込んだりする夢主がすごいです。更新頑張ってください！ (2017年1月6日 17時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狐 | 作成日時：2016年1月10日 10時
