ほくほく北斗は愛されてる

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樹「はい、入って」


玄関に北斗を入れ、急いで中から大きめのタオルを持ってくる。


北「おわっ…」


段差があるため少し俺より背が低くなった北斗の頭をわしゃわしゃっとタオルで拭く。拭いたからかふわふわなった北斗の髪をひと撫でして両頬をタオルでビタッと挟んで上を向かせる。


北「…じゅい…いたい…」


樹「折角の綺麗な顔が台無し！目ぇ腫れちゃうべ。何があったのかは分からないけどジェシーは北斗の事すんげぇ好きだから、それだけは忘れんな。北斗はもう少し自分に自信を持つべきだと思うよ？」


そう言うとキュッと唇を結んだ北斗。って…あれ


樹「北斗ここどうした…？赤くなってるけど」


右の頰がほんのり赤く染まっていることに気づき問いかける。


北「………ジェシー」


その一言だけをムッとした様子で答えた北斗。
ジェシー…？……って事はまさかジェシーが？


樹「ジェシーにやられたの？」


そう聞くとコクンとうなづいた。…思ったよりこれは深刻かもしれない。


樹「…そ、っか。…まってて、今消毒と着替え持ってくる。靴脱いでそこの椅子座っといて」

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