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保健室 ページ10










JH「これは派手にやっちゃったね…」


「ほびほび、湿布つめたい」


JH「そのよび方やめなさい」




腕は赤く腫れて、包帯が巻かれ
足には湿布が貼られていて

手の平には絆創膏



「へへ、でももう痛くないよ」



JH「そうか、それならよかった。

…あっ、俺ちょっとこの後会議あんだわ

早く教室戻れよって言いたいとこだけど
ちょっとだけなら居ていいぞ」



と、ホソク先生は手をひらひらさせて
俺の横をすれ違うと

” ごゆっくり ”と耳元で言ってきた



思わずペコッとお辞儀をすると
ホソク先生はニコッと笑いながら
保健室から出た。






















「グク、そんな顔しないで〜
私もう大丈夫だよ〜〜(笑)」


なんてヘラヘラ笑いながら言ってるけど
こんな綺麗な肌を傷付けて

許せるはずがなかった



『…なんて言われたの』

「へ?」


『試合始まる前』



俺がそう言うと、さっきまで笑っていた顔が
しゅんと暗くなり下を向いた
















『Aが心配なんだよ。
俺には言えない事?』


「ううん……」


『…何言われたの?』


















はやく知りたかったけど

言いにくい事なんだなって察して
Aが言うをじっと待つ。




『ゆっくりでいいから。ね?』

「あのね……」












「私の事、
怪我させようってあっちが話してて

それ聞いちゃって。」



『うん』



下を向きながら話しているAの目から
1粒の涙が溢れた















「私って、そんなにウザイかなあ?
なんか嫌がらせされるようなことしたのかな?
そんなに私って憎いかな?

最近、おかしいなって思ってたんだよね…」



「……… グク、ぎゅってしてほしい」



『うん』




震えてる小さな体を包み込むようにして
俺はAを抱き締めた


Aは安心したのか
俺の胸の中でわんわん泣き始めた












「これからサランとハウンにも
嫌われちゃうのかな

1人になっちゃうのかな…っ」


『サランちゃんとハウンちゃんは
そんな子じゃないよ

Aは1人じゃないし、
俺もいるじゃん?ね?』




こんなにわんわん泣くことなんてないから
かなり怖かったんだな、と思った




酷すぎる→←心配



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美月(プロフ) - 最近忙しくて(><)すみません、また大量に更新する予定なんでよろしくおねがいします!! (2017年6月18日 17時) (レス) id: f6f217c76b (このIDを非表示/違反報告)
防弾少年団nanako - 続きお願いします! (2017年6月13日 21時) (レス) id: ee266420f2 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 更新楽しみにしてます! (2017年6月10日 16時) (レス) id: 8c7faaf8a6 (このIDを非表示/違反報告)
防弾少年団nanako - 早く続きが見たいです!お願いします! (2017年6月9日 20時) (レス) id: ee266420f2 (このIDを非表示/違反報告)
かき - 早く続きが見たいです! (2017年6月8日 17時) (レス) id: 8c7faaf8a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美月 | 作成日時:2017年5月17日 13時

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