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ピッタリじゃない?って、微笑んだら。
やまちゃんが俺をじっと見つめて。
あ、くるかも。
そう思った瞬間唇が塞がれた。
「んッ、ふ、んぅ……」
「ッ……は……」
何度も何度も、角度を変えたりして。
だめ、もう。
気持ちよくて。
何も考えられなくなって。
離される頃にはもう、やまちゃんで頭がいっぱい。
「真っ白な俺のこと、伊野尾ちゃんの色に染めてくれる?」
耳元で、掠れるような声で囁かれた。
何てこと言うの。
また真っ赤になっちゃうじゃん。
だから、ばかじゃねーの、キザすぎ、って言ってやった。
だけど、そんなやまちゃんが好きで。
肩に手を回せば、ベッドに連れてってくれる。
俺の方が、やまちゃんに染まっちゃうんだろうな。
あ、そういえばね。
バレンタインのチョコレート、ちゃんと用意してるよ。
一目見て、やまちゃんの色だって思ったの。
生ホワイトチョコ、買ってきたやつだけど。
愛情籠めて作るのが普通かもって思ったけど、難しいから、ごめんね。
そのかわりにね。
これから過ごす甘い時間に。
好きって気持ち、たくさんたくさん贈るからね。
END.
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作者名:りりた | 作成日時:2017年2月14日 4時