St.Valentine 2017(jump×in) (ページ1)

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チョコレートマフィン(ymin.YMside) ページ1

※『生ホワイトチョコ』の、山田視点です。

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「伊野尾ちゃん」
「ふぁい？」
「何その返事(笑)
もしかして眠い？」
「んー、ちょっとだけぇ」

せっかくのバレンタイン。
２人きりで過ごしたくて、伊野尾ちゃん家にお邪魔した。
今はゆったりと、ソファに座って伊野尾ちゃんが観たいと言った、何故か俺たちのライブ映像を観てる。
隣に座る伊野尾ちゃんの身体の力は抜けまくってて、半分ぐらい落ちてるよね。
高さがちょうどいいのか、俺の肩に頭乗っけてるけど。
ふわふわの髪がちょっと気持ちいい。

「ねぇ、もうそろそろ観るの止めて、俺とベッドに行かない？」

ちょっとだけ身体を起こして、頬にちゅ、とキスを落とせば。
途端に赤くなって恥ずかしくて顔をくしゃっとしちゃうの。
ちっちゃくばか。って言われたのも。
まじ可愛すぎて。

「うー……」
「何で唸ってんのよ。
まだ観たいの？」
「……うん……だって、このやまちゃんカッコいいんだもん……」
「それはどうも。
どこがか分かんないけど」
「これ！この白い衣装！」
「衣装かよ！」

俺じゃねーじゃん！
とツッコんだら、すごい笑ってくれた。
いや俺は複雑よ？

「えへへへへ、白い衣装を着た、やまちゃんだよ」
「後づけみたい」
「違うもん、ちゃんと思ってるよ！
なんかね、白が似合うよなぁって思ってさ、なんか、いいよね！
白って、何にも染まってない感じだし。
やまちゃん俳優とかアイドルとか、いろんな色に染まれるから。
いろんな色に変わるけど、でも最後にはやまちゃんの白に戻るっていうね！」