ただ、君だけ。〈IF〉(ymin)

＊ ページ41

「ぅん、は、ふっ……！」
「ん、いの、ちゃん……」
「は、ぇ？」


「本当に、ありがとう。
ずっと、大好きだよ」


息も絶え絶えな伊野尾ちゃんの頬を両手で挟んで。
泣きながらで、カッコつかないだろうけど。
でも想いを伝えたくて。
ちゃんと言葉にしなければ伝わらないことを学んだから。


単純な、何のひねりもない言葉だったけど、でも伊野尾ちゃんはまた涙を流しながらも、すごく綺麗に微笑んでくれた。






それからはまた、最初のプラン通りベッドに入って愛し合って。


そのまま、手を繋いで眠りにつく。


俯せに眠る伊野尾ちゃんと、仰向けに眠る俺。
だから、左手同士が繋がれて。


それぞれの指にリングが輝く。


この先どうなっていくのかなんて分からないけれど。


来年も、再来年も。


伊野尾ちゃんが隣にいてくれると、語ってくれている気がした。









END.


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作者です。
遅刻してしまいましたが、伊野尾さんお誕生日おめでとうございます！！
26歳の伊野尾さんにはたくさん笑顔を貰いました。
27歳の伊野尾さんも、笑ってくれるといいなと思います！

リクエストもちょうど頂いていたし、と思って誕生日作品を書きましたが、なんだか終わり方が最近ワンパターンになっている気がして申し訳ないです。
反省点がたくさんですが、頑張りましたのでよろしければお納め下さい。

リクエスト、本当にありがとうございました！！


追伸です、
とまとねこ。様にはメッセージで頂いておりましたが亀なもので１か月経ってしまい、リクエスト完了しましたのご連絡方法がなくて…ごめんなさい、読んで貰えていたら嬉しいです。

それでは！！

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