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そして、１年が経った今も。
あの夜自覚した想いが消えることはなくて。
むしろ強くなっていく。
今夜また惚れ直してしまったように。
夢の中でさえ、時々伊野尾ちゃんの笑顔が出てくるんだ。
もう末期かもしれないな、これ。
『……まだ……きて……』
あー、ほら。
伊野尾ちゃんの声まで聞こえてきた気がするわ。
ヤバくないかな、俺。
『……やまだ……おーい……お、起きた？』
うわ、目の前に伊野尾ちゃんの顔があるようにも見えるし。
やべぇめちゃくちゃ鮮明な夢だ。
なぁ、山田、なんて呼ばないでよ。
あの夜みたいに山ちゃんって呼んでよ。
「……ほぇ……？
や、やま、ちゃん……？」
そうそう、
その方が好き。
ねぇ、ぎゅーってしていい？
「はっ？ちょ、寝惚けてないでよ、ねぇ」
「……逃げないで……」
「ぅ、わ！」
夢の中くらい抱きしめさせてよ。
目の前から離れようとした伊野尾ちゃんを掴んで、引き寄せた。
ドサ、と俺の腕の中に入ってくれた伊野尾ちゃん。
ああ、このぬくもりもあの夜と同じ。
「ちょ、ば、ばか、やまだっ、」
「……んー……」
「っ、この、起きろってば！」
ベシッ。
「痛てぇ！！」
夢の中の伊野尾ちゃんに頭を叩かれた。
……痛い。
なのに、消えない。
伊野尾ちゃんが消えない。
「……え……伊野尾ちゃん……？」
「もう、寝惚けて誰と間違えてるわけ？」
「う……わっ！」
慌てて離せば、すぐに伊野尾ちゃんが退く。
どうしよう。
夢じゃなかった……！！
本物の伊野尾ちゃん相手に俺は何を……。
つか、何も口走ってないよね？
変なこと言ってないよねぇ！？
「あああああの、伊野尾ちゃ、」
「やまだってば、昨日お酒飲んだの？
ボトル転がってるし。
ケガしてんのにアルコールとかダメじゃん。
しかも、寝坊だよ？
朝ごはん当番だったのにやまだが起きてなくて、急遽光が作ってくれたんだからね？」
「うわ、やべぇ……本気で忘れてた……！！」
ホームでは料理のできるメンバーが交代でご飯を作ってる。
すっかり忘れてた、俺今日当番だった……！
あとでヒカに絶対何か言われるわ。
つか伊野尾ちゃんが何で俺の部屋に？
わざわざ起こしに来てくれるなんて。
思い切って尋ねれば、答えは単純なもので。
「じゃんけんで負けちゃっておれがやまだのこと起こすことになったんだけど、まさか本当にまだ寝てるなんて思わなかったよ」
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りりた(プロフ) - サファイアさん» 初めまして、コメントありがとうございます(*^^*)精いっぱいがんばります！これからもぜひぜひ覗いてやってください！ (2017年8月7日 9時) (
レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
サファイア(プロフ) - すごく面白いです！！コマンダーが大好きなので嬉しいです！続き楽しみに待ってます！！更新頑張ってください！ (2017年8月7日 1時) (レス) id: 4e761e8dd9 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - りった。さん» りった。様初めまして、コメントありがとうございます！本当に嬉しいです(*^^*)ずっと書きたくて半年ぐらい経ってしまったのですが、やっとお話が出来始めたのでUPしました(笑)亀更新かと思いますが頑張りますので、宜しくお願い致します！ (2017年7月27日 8時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
りった。(プロフ) - りりた様、初めまして。りった。と申します。初コメ失礼致します。最近はせんせーしょんずの作品が減っていて残念でしたが、りりた様が更新して下さったおかげで、私の楽しみが１つ増えました！今後も応援させていただきます。初コメ失礼致しました。 (2017年7月25日 21時) (レス) id: 134476545d (このIDを非表示/違反報告)
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