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「足は怪我してない？
縺れてたけど」
「あ、はい……」
肩で息をする伊野尾。
若干ぷるぷるしているようにも見える。
俺が怒ってるって分かるのか、伊野尾の視線も下を向いたままで。
説教は休ませてからにしなきゃ。
俺あんま怒らないんだけど、こんなの見ちゃったら別だよ。
「立てる？」
「はい……ッ」
手を煩わせないようにとか考えてんのか、自分１人で立とうとしてるけど、足もすごく震えている。
これ、ツってるんじゃないの？
「立てないっぽい？」
「あ……ごめんな、さい」
「ったくもう、どうする気だったのこの後！」
「や、あの、平気です、少し休めば……。
まだ、練習してくんで、相葉くんは先に……」
「出来るわけないじゃんそんなんで！！」
声を荒げたら、途端にしゅんとする伊野尾。
しゅんとしてもダメだからね。
今日はこれ以上はやらせない。
立てない伊野尾から手を離して、傍らに置いてある伊野尾の荷物をパパパッとまとめてやる。
いいです、あの、相葉くん！って慌てた声あげてるけど、そんなのは無視だよ。
シャワー浴びたり着替えたいとこだろうけど、今の伊野尾にはムリだ。
「ほら、上着だけ着な」
「あの、ほんとに……」
「伊野尾」
「ぁい……」
大人しく服を着た伊野尾。
……おんぶしようかと思ったんだけど、まだたぶん背中に乗るのに立つのも出来ないよね。
仕方ないか。
「ほら、荷物持て」
「え、はい、わ、ぁ！え！ちょっと相葉くん！
ねぇ、相葉くん待って……！！」
「ん、しょっと」
いわゆるお姫様抱っこ。
ずり落ちそうで怖いのか、片手では自分の荷物をがっちり持って、もう片方の手は俺の肩に回して。
「相葉くん、重いから！
俺重いよ、ねぇ相葉くん！」
「うるさい、黙ってればいいの！」
そのまま稽古場を出て、受付に帰る旨を告げた。
さっきのスタッフさんが驚いた顔してたけど、伊野尾のことを話したら納得の表情と、お大事にとの言葉を貰って。
騒いでいた伊野尾も、だんだんと大人しくなって、駐車場の俺の車の前に着いた時には沈黙していた。
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叶夏(プロフ) - 初めましてではないんですが、こんにちは！ｗ私はこの小説の移行が楽しみです！ (2017年8月31日 16時) (
レス) id: 2cc78d7855 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - 龍香さん» 初めましてこんにちは、コメントありがとうございます。ご感想とてもうれしいです(*^^*)ありがとうございます、頑張ります！ (2017年8月29日 11時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
龍香(プロフ) - こんにちは！初めまして！この作品を何回も何回も見直して楽しんでいます。他のグループと、伊野ちゃんのコンビを見ることがあまりないのでとても楽しいし、尊敬します！これからも頑張ってください！ (2017年8月28日 19時) (レス) id: 0ce171944b (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - りんこ@801さん» こんばんは、りりたです！先日はリクエストありがとうございました(*^^*)あ、そうですおわ恋と同じりりたです(笑)そちらもお読み頂けて凄く嬉しいです！ありがとうございます、ちょっとだけささくれ立ってしまった心が落ち着いたら再開したいと思います…(･_･、) (2017年8月12日 0時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ@801(プロフ) - 色んなCPをこんなに丁寧に書いてくださる方も見たことがないので、もっと沢山のCPに挑戦して欲しいな…なんて。個人的には、生田アナ、立本アナ、中村アナの三つ巴！くらいしか思いつかないし笑これからも頑張って下さい、応援してます。 (2017年8月11日 18時) (レス) id: afb91c03e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2017年3月30日 15時
