＊ ページ30
ちょっと膨れてる、伊野尾ちゃんの方がよっぽど可愛い。
しかも、怒ってる理由までちょっと、伊野尾ちゃんには悪いけどキュンとしちゃった。
まさかそんなことで、こんな不機嫌になってくれちゃうの？
「ふふっ、あはははっ！！」
「なっ、何で笑うの！？」
「だって、伊野尾ちゃん可愛すぎ！」
ぎゅーって抱きついたら、伊野尾ちゃんは俺の腕の中でもがく。
それでも離す気はないから、伊野尾ちゃんもだんだん抵抗をやめて。
「ちょっと、おれは真面目に言ってるんだけど……」
「分かってるけど、俺のことで、しかもこんなことでも怒ってくれる伊野尾ちゃんにときめいちゃって」
「むー……分かってるんだけどね！
しょーもないことってのは重々承知してますよ……」
「それでも、すごい嬉しいよ、俺は」
落ち着いた伊野尾ちゃんは、俺の肩にアゴを乗っけながら口をとがらせて、拗ねた感じに言ってくる。
その背中をぽんぽんと叩いてあげたら、伊野尾ちゃんが今度は顔を肩に埋めてきた。
俺の背中にも腕を回されて、思い切り密着する。
そのまま、ぐだぐだと会話する。
「おれの前で千葉くんのことじじいって呼んでんの聞いたら、ぺちんってしてやる……」
「殴るってこと？それは怖いなぁ」
「や、殴るっていうか、ちょっとぺちんってする」
「ふふっ、かわいい。
ねぇでも、伊野尾ちゃんからしたらさ、俺のが年上だからやっぱりじじいなんじゃない？」
「ちがう、じじいじゃないもん」
「そう？じゃあ何？
伊野尾ちゃんから見て俺って」
「……恋人……好きな人だもん」
そういう意味で聞いたわけじゃなかったけど。
ほんと、不機嫌から一気に甘えたに変わっちゃった伊野尾ちゃん。
普段好きって言わないくせに。
「俺も、伊野尾ちゃん大好きだよ」
「……ずっと、そう言ってね」
「もちろん、伊野尾ちゃんもね？」
「うん……」
「それこそ、じじいになっても一緒にいたいな」
「……そーゆーじじいって言うのは嬉しいからぺちんってしない……」
より、ぎゅぎゅっと伊野尾ちゃんの腕の力が強くなって。
あーもう、離したくないな。
じじいになっても一緒に。
プロポーズみたいになっちゃった。
でも本当にそうなったらいいね。
そんな想いをこめて、腕の中の可愛い人に、口づけを１つ落とした。
END.
ーーーーーーーーー
作者です。
みー汰さんリクエストのちばいのです。
がんばりました！
よろしければお納めください(*^^*)
ありがとうございました！
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叶夏(プロフ) - 初めましてではないんですが、こんにちは！ｗ私はこの小説の移行が楽しみです！ (2017年8月31日 16時) (
レス) id: 2cc78d7855 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - 龍香さん» 初めましてこんにちは、コメントありがとうございます。ご感想とてもうれしいです(*^^*)ありがとうございます、頑張ります！ (2017年8月29日 11時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
龍香(プロフ) - こんにちは！初めまして！この作品を何回も何回も見直して楽しんでいます。他のグループと、伊野ちゃんのコンビを見ることがあまりないのでとても楽しいし、尊敬します！これからも頑張ってください！ (2017年8月28日 19時) (レス) id: 0ce171944b (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - りんこ@801さん» こんばんは、りりたです！先日はリクエストありがとうございました(*^^*)あ、そうですおわ恋と同じりりたです(笑)そちらもお読み頂けて凄く嬉しいです！ありがとうございます、ちょっとだけささくれ立ってしまった心が落ち着いたら再開したいと思います…(･_･、) (2017年8月12日 0時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ@801(プロフ) - 色んなCPをこんなに丁寧に書いてくださる方も見たことがないので、もっと沢山のCPに挑戦して欲しいな…なんて。個人的には、生田アナ、立本アナ、中村アナの三つ巴！くらいしか思いつかないし笑これからも頑張って下さい、応援してます。 (2017年8月11日 18時) (レス) id: afb91c03e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2017年3月30日 15時
