イロイロあつめました。(×in)

＊ ページ24

「……っ、ん！？」


突然、顎を掴まれた。
そのままマッケンの方に向かせられて、唇を奪われる。
入り込んでくる舌が巧みに快感を引き出すから、いつもついていくのに必死。
唾液を飲み込む暇も与えられず、口の端から溢れてしまった。
恥ずかしい、のに、気持ちいい。


「は、むっ、んんっ、んっ……ゃ、あ」
「……かわいい」


離れろって意味でとんとん胸を叩くけど、鍛えまくったマッケンはびくともしない。
後頭部をがっちり抑えられたら、離れることも出来なくて。
酸欠で、頭もボーッとしてきて。


もう、ちから、はいんない……。


叩いていた手から力が抜けて、もうゆるく掴むだけ。
マッケンが離れたときには、もう支えなしではいられずに、マッケンの胸に頭を寄せて、息を必死に整えた。


「……キスしたら、仲直り出来るんだよね？」
「は、ぁ……はぁ……ば、ばか……」


それ、さっきの夫婦喧嘩のヤツでしょ……。
この、天然、ほんとにもう……。


「いのちゃん、愛してる」


あっさり囁いてくるし。
でも表情はめちゃくちゃ優しくて。
心開いた人にしか見せてくれない、可愛い笑顔。
ほんと、いい加減にして。
おれ、怒ってんのに。


「これから気をつけるから、くっついても、いい？」


……おこってた、のに。


「いのーちゃん？」
「……もぉ、まっけんなんか、まっけんなんか……！！」




大好きだ、ばか。









END.


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作者です。
酢雨様リクエスト。
マッケン×伊野尾ちゃん……の、つもりです。
あまり期待にそえなかった気がしますごめんなさい……。
マッケンについてもう少し研究して、また浮かんだら挑戦したいと思います！
ありがとうございました！！

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