イロイロあつめました。(×in)

＊ ページ19

「この反応はやっぱり無自覚だったってことでいいんですかね」
「てかね、伊野尾の顔が、ちょっと本気で、ヤバいね」
「ホントに、しかも涙目ってマジでもう誘ってるみたいになっちゃってますけど」


また余計に恥ずかしくて、もう両手で顔を覆った。
何も言えないよ……恥ずかしいからやめてください先輩ぃ……。


「「可愛い……え」」


相葉くんと二宮くんの言葉が揃った。


「え、ニノ、本気？」
「相葉さんこそ。
譲らないよ？言っときますけど」
「えっ、お、俺も譲る気ないから！
共演多いのは俺の方だからね！」
「プライベートでの共演は無しにするって前バラエティで言ってましたよね？
相葉さん卒業したら俺に入学するってハッキリ言ってるからね、伊野尾は」
「そんなのテレビ用に決まってるじゃん！」
「相葉さんだけじゃない？」
「伊野尾は本気ってこと？そうなの！？
おい伊野尾、ちがうよね？
ニノより俺でしょっ！？」
「いやいや相葉さんより俺のがお買い得だと思うよ？」
「ちょ、どうなんだよ伊野尾っ！」


何が何やらおれを挟んだ２人の言葉の応酬にほぼついていけてない。
え？どゆこと？
何を聞かれたの？
どっちのが先輩としていいか、とかそーゆーの？
詰め寄られて、頭の中まっしろ。
えーと、えーと……。


「あああの、えっとおれ、
２人とも大好きですっ！！」


「………………」
「………………」


また、しばらくの沈黙。
ああああ、またおかしなこと言っちゃったかも。


「……とりあえず伊野尾、お前もうちょっと考えてから喋ろう」
「無自覚、かなりタチが悪いですね、うん」


今度は２人して、大きく頷きあってる。


最後まで、何だかよく分からないままだったけど。


とりあえず次からは、考えて喋るってことを意識していけってことみたい。


アドバイスを胸に、また頑張りたいなと思う。





実は２人の優しさが嬉しくて、
しかも、ドキドキしちゃってるってことは、ナイショにしときます。









END.


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作者です。
お待たせしました！
悠様からのリクエストその2、ニノあい×いの、です。
大丈夫でしょうか？？

……うん、これ難しいっ……！！
期待に添えてなかったらすみません(^_^;)

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