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ちょっと離れたところにちょこんと座った伊野尾の腰を引き寄せて、くっつくくらいにしたら、そんな風に照れ隠しの言葉を発する。
「でも、俺は今くっつきたかったの」
「そんな、相葉くん子供じゃないんですから……」
「じゃあ戻る？」
いいよ、はい、って腰から手を離してみる。
でも伊野尾は、え、って顔したまんま、動かなくて。
「どうしたんだよ、伊野尾。
戻りたかったんじゃないの？」
「ッ……あいばくん、ズルくないですか……」
そう言って、俺の肩に頭をのせて、すり、と顔を寄せる。
俺が離れたくないように、伊野尾も離れたくないと想ってくれてるんだ。
確証はなかったけど自信はあった。
こうやって行動で見ると更に嬉しくなるけど。
「飯、どうする？」
「……せっかく白いご飯美味しいお店だったのに、もうお腹に入らないです……。
それよりも……」
あいばくんと、もっとくっつきたい。
少しだけうるんだ瞳で、顔赤くして言われたらもう、可愛すぎて。
伊野尾の、ぽってりした唇に、ちゅ、と軽くキスしちゃった。
「ちょっ、な、な……！」
「お前がくっつきたいって言うから」
「それは、あの、お家でって意味で……！」
「いや、これ伊野尾が悪いんだからな、俺のスイッチ入れたのお前だぞ」
そう言えば、もうなんかぷしゅーって音出てんじゃね？ってくらいに余計顔赤くして俯いちゃって。
これからもっと恥ずかしいことするんだけどな、なんてな。
「ここじゃ、ダメだって分かってます、よね……？」
「うん」
「なのに、こんなの……ズルい……」
「だから、お前が悪いの。
会計してくるから、その顔治しときなさい」
うーうー唸ってる伊野尾を置いて個室を出る。
お会計終わって戻ってもまだほんのり頬は赤くて。
ほら、行くぞって声をかけたら、ちょっと恨めしそうな顔で、こちらを見てるもんだから。
「行かないの？」
「ッ……ズルい、あいばくんは、ズルい……」
ズルいって、それしか言わない伊野尾。
けど、俺が荷物を持って再び個室を出たら、後から伊野尾もちょこちょこついてきて。
店を出て裏の駐車スペースまで来たら、誰もいないのを確認したらしい伊野尾が、くいっと服の裾を引っ張ってきた。
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叶夏(プロフ) - 初めましてではないんですが、こんにちは！ｗ私はこの小説の移行が楽しみです！ (2017年8月31日 16時) (
レス) id: 2cc78d7855 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - 龍香さん» 初めましてこんにちは、コメントありがとうございます。ご感想とてもうれしいです(*^^*)ありがとうございます、頑張ります！ (2017年8月29日 11時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
龍香(プロフ) - こんにちは！初めまして！この作品を何回も何回も見直して楽しんでいます。他のグループと、伊野ちゃんのコンビを見ることがあまりないのでとても楽しいし、尊敬します！これからも頑張ってください！ (2017年8月28日 19時) (レス) id: 0ce171944b (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - りんこ@801さん» こんばんは、りりたです！先日はリクエストありがとうございました(*^^*)あ、そうですおわ恋と同じりりたです(笑)そちらもお読み頂けて凄く嬉しいです！ありがとうございます、ちょっとだけささくれ立ってしまった心が落ち着いたら再開したいと思います…(･_･、) (2017年8月12日 0時) (レス) id: 068b0a2ee5 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ@801(プロフ) - 色んなCPをこんなに丁寧に書いてくださる方も見たことがないので、もっと沢山のCPに挑戦して欲しいな…なんて。個人的には、生田アナ、立本アナ、中村アナの三つ巴！くらいしか思いつかないし笑これからも頑張って下さい、応援してます。 (2017年8月11日 18時) (レス) id: afb91c03e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2017年3月30日 15時
