＊ ページ44
「そんなことあり得ませ……」
「想像に任せていいですか？
メンバー同士が普通より仲が良いのは事実ですので」
「ばかじゃねーの！？違いますから！！」
否定しようとした伊野尾ちゃんを遮って、肩を組んで言ってやった。
そしたらまたフラッシュが焚かれたから、たぶん明日載るわこの写真。
伊野尾ちゃん慌てて否定してるけど顔真っ赤です。
「えー、すみません、そろそろ会見の方終わります」
「「ありがとうございました」」
マネージャーの言葉で、最初に入ってきた扉から出た。
まだまだ記者のざわつきとかカメラの音とか収まってなかったけど、これ以上話せることもないしね。
「何考えてんの！？
あんな言い方したら変な感じになっちゃうじゃん！！
勘違いされてたら本当にまずいでしょ！？」
「大丈夫だって！
それにマネージャーが仕事につなげる会見にするって言ってたじゃん。
これが正解でしょ」
マネージャーが隣で頷いてます。
そのあと、あ、って顔してポケットからスマホを取り出したマネージャー。
電話かな？
離れていくマネージャーをよそに、伊野尾ちゃんはまだ怒ってる。
「ねぇ、こんな風に同性愛みたいなの強調して、下手したらJUMP解散みたいになるかもしんないって、考えなかったの？
もし、もしもやまだとわか、別れさせられるとかに、なっちゃったら……」
おれ、生きていけなくなっちゃう……。
顔を歪めて、声を震わせる伊野尾ちゃん。
そこまで考えてたなんて思わなかった。
やっぱり、伊野尾ちゃんは周りのこととかも、全部を見てるんだな。
すごいなって感心する気持ち、それと。
俺と別れたら生きていけないなんて、そんな可愛いことを言う伊野尾ちゃんを愛しく想う気持ちが溢れる。
「大丈夫だよ、伊野尾ちゃん。
ムリヤリそうなったとしても、俺は伊野尾ちゃんと別れる気全く無いし。
伊野尾ちゃんと生きてくから。
それに、少なくともファンは受け入れてくれそうじゃない？」
笑って言えば、楽観主義かよ、ばか、ってまた怒られた。
普段楽観的なのは伊野尾ちゃんだから変な感じ。
でも、伊野尾ちゃんが微笑んでくれたから。
根拠はないけど、でも、大丈夫だって自信を持って言えた。
その後。
電話を終えたマネージャーから、
「あ、ねぇ２人に芝居の話来たよ。
Ｗ主演で、原作がBLマンガの実写化だって！
受けたから頑張れよ！」
って言われた。
その作品がまた話題になったけど、それはまた別の話だ。
END.
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りりた(プロフ) - まみさん» こんにちは、りりたです。小説が完成しましたので移行先にてお読みいただけますと幸いです。宜しくお願い致します。 (2017年4月4日 17時) (
レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - ありがとうございます。嬉しいです。 (2017年4月4日 9時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» かしこまりました。こちらのページが現在いっぱいになってしまいましたので、移行後に書かせて頂きたいと思います。少々お待ち下さい。 (2017年4月4日 0時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - できれば家に帰ってから嫉妬するという感じがいいです。でもどんなやまいのも好きなので何でも大丈夫です。 (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» たくさんいらっしゃる素晴らしい占ツクの作者様の中から、お選び頂いて、こうしてリクエストして頂けることは光栄なことだと思います。リクエストの、事件をやまいので、というのは芸人さんを山ちゃんに置き換えてということですか？ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2016年12月2日 4時
