熱愛発覚(ymin) ページ35
今朝、衝撃のニュースがグループを襲った。
楽屋で思わず叫んでしまった大ちゃんや光を誰も責められないだろう。
まだ確認してなくて、楽屋に入りおはよう、と告げた瞬間にあーー！！！と聞こえたもんだから、もうすんごい眠たかった目もぱっちり開きましたよ、ええ。
「大ちゃんと光どうしたの？」
「いいいいいのちゃん、記事！
まだ見てない？？」
「ふぇ？おん、見てないけど……。
え、何どうしたの裕翔まで」
無言のまま顔を見合わせているみんなに困惑していると、大ちゃんが持っていた週刊誌をおれに向けてきた。
そこに出ていた大きな見出しに、は？と一言思わずこぼれて。
目を疑ったんだ。
だって、信じられなかったから。
ーーー
『山田涼介、熱愛発覚！！
真夜中の手つなぎデート！！！』
大人気アイドルグループのメンバーに熱愛発覚。
山田涼介氏の自宅マンションに仲睦まじく手をつないで入っていく様子を激写しました。
お相手はショートヘアの美女で、年齢は２０代の一般人と見られている。
※1:写真 女性と山田涼介氏がマンションへと入っていく。
朝まで出てくることはなかった。
尚、この件に関し事務所側は異例の記者会見を行うと発表。
山田涼介氏本人も出席予定である。
ーーー
ウソ、でしょ。
だって、やまだの恋人はおれじゃん……。
怒りなのか、哀しみなのか分からないけど、泣きそうだった。
記者会見、てことは、この記事が出るって山田も事務所と話してて知ってるってこと……。
おれには、一言も言わなかったのに。
「伊野尾、大丈夫か……？」
薮が声をかけてくれたけど。
大丈夫なわけがなかった。
目の前が真っ暗になった気がする。
その場に立ち尽くしたままのおれに、みんなもどうしたらいいか分からないでいるし。
ごめんね、今余裕がないの……。
がちゃ。
「おはよう、遅れてごめん！」
そこへ、当の本人が入ってきた。
とぼけた顔して、浮気してたくせになんなの。
……それとも、おれが浮気相手かな。
「伊野尾ちゃん、おはよ」
「………………」
「伊野尾ちゃん？」
おれの、大好きな笑顔。
応えられなくて、無視した。
「ちょ、え、なに？」
「涼介！！」
おれの突然の態度に困惑した山田を、知念が呼んだ。
おれは、山田を見ていられなくて、そのまま楽屋奥まで進んで、荷物を置いてソファに座り。
スマホをいじって現実逃避。
これ見よがしに雄也の隣に座って、頭を雄也の肩に乗っけてやった。
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りりた(プロフ) - まみさん» こんにちは、りりたです。小説が完成しましたので移行先にてお読みいただけますと幸いです。宜しくお願い致します。 (2017年4月4日 17時) (
レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - ありがとうございます。嬉しいです。 (2017年4月4日 9時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» かしこまりました。こちらのページが現在いっぱいになってしまいましたので、移行後に書かせて頂きたいと思います。少々お待ち下さい。 (2017年4月4日 0時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - できれば家に帰ってから嫉妬するという感じがいいです。でもどんなやまいのも好きなので何でも大丈夫です。 (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» たくさんいらっしゃる素晴らしい占ツクの作者様の中から、お選び頂いて、こうしてリクエストして頂けることは光栄なことだと思います。リクエストの、事件をやまいので、というのは芸人さんを山ちゃんに置き換えてということですか？ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2016年12月2日 4時
