＊ ページ30
「ほーんとビックリしたよー」
「ごめんごめん！」
高木が両手合わせて謝ってくる。
もう、いいから2度と止めてほしい。
愛してる、なんて気軽に言っちゃダメだよねぇ。
「伊野尾くん、でもさ？」
「ん？」
高木の真剣な顔。
高木との距離がつまる。
合わせてた手は、俺の背中に回る。
高木に、抱きしめられてる。
「俺、本当に伊野尾くんが好き」
「は……え、……えっ……？」
突然で戸惑いを隠せない。
また顔真っ赤になってるよね。
つかどーゆーこと？
え、たかき、俺のこと、すき、なの？
「本当は言うつもり無かったんだけどね、伊野尾くんが可愛すぎたから」
「ふぇ……？」
「伊野尾くんてさ、思ってることすぐ顔に出るのね？
さっき愛してるって言ったの冗談って分かった時、すげぇ哀しげだったから。
もしかして、伊野尾くんも同じ気持ちなのかなと思って。
さっきの言葉遊びなんかじゃなくて、ただ本気の気持ちを、伊野尾くんが好きだってことをもう伝えるしかないと思って……」
高木の言葉を頭の中で繰り返し再生する。
俺……高木のこと好きなの？
だから、さっきの愛してるが冗談で落ち込んでたの……？
もう、パニック。
腕の中から抜け出すことも出来ずただ固まるばかりで。
どうしよ、あ、鼓動が早くなってきてる。
待って、ちょっと止まってよ伝わっちゃうから……。
熱い、熱いよ顔が、もうどうしたらいいの……。
「俺の勘違いだったらマジ申し訳ないんだけど。
うん、振り払ってくれていいよ。
忘れるまであまり近付かないようにするし」
え、そんなのヤダ。
傍にいてよ。
振り払うなんて出来ない。
俺高木が大好きなんだもん。
……あ……。
だらんと下にしてた両腕を、ゆっくりと高木の背中に回した。
きゅ、って力を込めたら、高木がビクッとした。
「い、のお、くん」
「……たかき……あの、ね」
言葉が出ない。
返事したいのに。
なんて言えばいいの。
俺も、俺もね。
「……伊野尾くん、I love you.の意味、教えて？」
「ッ……！」
ずるい。
でも、きっかけをくれた。
すごいちっさな声だけど、耳近いんだから届くよね。
「ッ、あい、してる……たかき……」
「俺も伊野尾くん愛してる」
その後、俺たちはこの言葉遊びをやめた。
END.
ーーーーーーーーー
作者です。
初のたかいの！
終わり方分かんなくなっちゃった(笑)
これ、たかありさんのラジオネタですね。
うーん、もっと上手く活用したかったな。
送る時にはご注意を。(ymin+jump)→←どういう意味？(tkin)
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りりた(プロフ) - まみさん» こんにちは、りりたです。小説が完成しましたので移行先にてお読みいただけますと幸いです。宜しくお願い致します。 (2017年4月4日 17時) (
レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - ありがとうございます。嬉しいです。 (2017年4月4日 9時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» かしこまりました。こちらのページが現在いっぱいになってしまいましたので、移行後に書かせて頂きたいと思います。少々お待ち下さい。 (2017年4月4日 0時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - できれば家に帰ってから嫉妬するという感じがいいです。でもどんなやまいのも好きなので何でも大丈夫です。 (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» たくさんいらっしゃる素晴らしい占ツクの作者様の中から、お選び頂いて、こうしてリクエストして頂けることは光栄なことだと思います。リクエストの、事件をやまいので、というのは芸人さんを山ちゃんに置き換えてということですか？ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2016年12月2日 4時
