59 ヨロシクお願いします ページ9
A「イ・ヨナの妹のAです。
みなさん、どうぞ宜しくお願いします。」
ゆう「暫くは私と行動を共にしますが、ゆくゆくは２つの店の広報をしながら、繁忙時に各業務のヘルプに入れる位になれればいいかなって思っています。
年齢は、皆さんよりちょっとお姉さんなだけなので、共通の話題も多いと思います。
だから、みなさん仲良くしてあげて下さいね。」
スタッフ「はーい。」
ゆう「じゃ、これで私の話はおしまい。
次はジニョンさんから…。」
ゆうさんが話し終わるタイミングで、ジニョンさんがパッと輪の中に入ると、
ざわざわと騒ぎ始めるスタッフ達。
ＪＮ「みんな静かに、ね(笑)。」
人差し指を唇にあてると、
またすぐに静かになる。
ＪＮ「みんなお疲れ様。
毎日忙しいのに良く頑張ってくれてるね。
おかげで、売上目標をクリアしたという土産を持って、今日、代表に会うことが出来るんだ。
みんな、本当にありがと。」
皆の前で、
深くお辞儀をするジニョンさん。
ＪＮ「ところでみんな、ここの仕事に不満はない？」
暫くお互いの顔を見渡した後、
一人の女の子が恐る恐る手を上げた。
「不満…じゃなくてもいいですか？」
ＪＮ「もちろん(笑)。」
「周りは全員敵、１番になることさえ考えてればそれでいいって、今までずっと思っていました。
でも、ここに来てその考えが変わったんです。」
ＪＮ「それで(笑)？」
「ゆうさんとヨナさんが、ここで働くスタッフはみんな仲間だよって教えてくれたんです。
いつの間にか、二人に指示されなくても今何をすべきなのか分かるようになっちゃって、
気付けば、次は何をしよう？っていつも周りを見渡せてる自分が居て。」
ＪＮ「うわっ、それ、最高じゃん(笑)。」
「はい(笑)！」
次から次へと、
不満ではなく嬉しかったことをジニョンさんに話し始めるスタッフ達。
ＪＮ「みんなが、ここの仕事を前向きにいい感じに捉えてくれて嬉しいよ。
みんなこれからもヨロシクね。」
「はい！」
ＪＮ「今日はみんなにお願いしたい事があるんだ、おーい！」
キャスケットを目深に被った、
作業服姿のユギョムくんが、ステップを踏みながら皆の前に現れた。
「ギャー！！」
ユギョムくんに気付いて、
パニックになるスタッフ達。
ったく、
何カッコつけてんのよ？
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
