57 まさかの ページ7
ゆう「しばらく、ここで待ってて。」
2号店厨房奥の
小部屋へと案内された私。
中には、
ノートパソコンに向かって黙々と作業するジニョンさんと、
壁に向かって座る、
やけにがたいのいい男性が1人。
JN「どう、今んとこ順調(笑)?」
A「はい(笑)。
今日はお仕事行かなくっていいんですか?」
JN「あれ?
昨日、少し話さなかったっけ?
時間に余裕がある時は、僕はだいたいここでこの店の経営戦略を立ててるって。」
A「あぁそーいえば(笑)。」
JN「ゆうの教え方、問題ない?
調子に乗って、Aさんに一気に詰め込もうとしてない?」
A「まさか(笑)、全然問題ないですよ。
それより、ゆうさんってホント凄いですね。
ものすごい早さで色んな仕事をこなしてくんです。
私も早く、ゆうさんの様なカッコいい女性になりたい。」
JN「そう(笑)。」
ゆうさんを誉めただけなのに、
嬉しさを隠しきれないのか、ニヤニヤ笑いながら作業を続ける分かりやすいジニョンさん。
ジニョンさんはホントに、
ゆうさんが大好きなんだ。
A「ところでそちらの方は?
もしかして新しいスタッフさん?」
JN「あぁこいつ?」
他のスタッフさんと同じ様に、
キャスケットを被り、お揃いの作業服を来た男性。
音楽を聴いているのか、
さっきから頭が右へ左へと激しく揺れている。
仕事前だというのに、
なんなのこの余裕…。
JN「おい!」
「……」
ジニョンさんが、返事のない男性のパイプ椅子を足で軽く蹴ると、
びっくりしながらこちらを振り向いた。
あ…
YG「えっ、なになに?」
A「ユギョムくん!」
YG「やあ、Aさん、おはよ(笑)。」
A「おはよって、朝、向こうで話したよね?
てか、ここで何やってんの?
店員のコスプレなんかして、今からここで何か撮影?」
YG「まさか(笑)。」
A「じゃ、なに?」
JN「まぁまぁ、そんな怖い顔しないで(笑)。」
A「だって…。」
JN「じゃ僕から説明するね。
ジェクとベムの海外スケジュールで、僕達は暫く時間に余裕があるんだ。
ホントはこの間に曲作りをしなきゃいけないんだけど、こいつ、煮詰まっちゃってるみたいでさ。
気分転換する意味で、今日からここでバイトするって…。」
へ?
なに、
この展開?
41人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時