93 拒否権なんてあるワケねぇの ページ43
時刻は、
夜9時を少し回ったところ。
ジェボムさん、お姉ちゃん、私の順でお風呂に入って、
今、鼻歌を歌いながら洗面所から出て来たところなんだけど…。
あーあ。
また今日も、
面倒なのが二人、廊下で待ち構えてる。
A「な、なんの用(笑)?」
JB「なんの用ってそりゃあ、なぁ(笑)?」
ヨナ「ねー(笑)、それー!」
昨日同様、
あっという間に二人に確保され、ジェボムさんの部屋へと拉致される。
JB「ま、ここ座れよ(笑)。」
A「髪くらい自分で乾かせるってば。」
JB「GOT7のリーダー様に2日連続で乾かして貰えるんだぞ?
アガセなら、もう死んでもいい!って泣き叫ぶ案件なんだぞ?」
A「は?私、アガセじゃないし。」
JB「ホント、可愛くねぇーな。
そんなだからいつまで経っても彼氏が出来ねぇんだよ。」
ふん!
余計なお世話ですよーだ。
ってホントは言い返したかったけれど、
更に絡まれそうだからここは大人しく座る事にした。
JB「よし、いい子だ。
じゃ、今から『どっちが髪乾かすの上手いかゲーム』やっから(笑)。」
A「は?
疲れてるからそんなゲームしたくない。
だから断固反対、全力で拒否するっ!」
JB「バーカ。
お前に、拒否権なんてあるワケねぇの。」
ほら、やっぱり。
だと思った。
結局マンネというポジションは、
大きくなっても損な役回りでしかない。
これから毎日、
こんな理不尽な事を受け入れなきゃいけないんだろうか?
JB「じゃ簡単に。
タオルドライから半乾きになるまでと、残り仕上げとマッサージ。
2つに分けて、どっちが良かったか後でお前に決めて貰うから。」
A「マッサージ(笑)?」
JB「そそ。
お前、長時間パソコン触ってたから首凝ってんだろ(笑)?」
A「なかなか気が利くじゃん(笑)。」
JB「少しは見直したか?」
A「うん(笑)。」
ヨナ「もしもーし?」
JB「な、なんだ?」
ヨナ「私も疲れてんのに、Aだけマッサージ付きだなんてズルい。」
JB「妬いてんのか(笑)?」
ヨナ「そ、そんなんじゃ…。」
JB「そんな怒んな(笑)。
寝る前に、いつもよりねちっこく色々してやっから。
な、な(笑)?」
ヨナ「バ、バカ!変態ー!
そ、そうだ、始める前に今からお酒持ってこよっと(笑)。」
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時