79 もー限界 ページ29
頬杖をつきながら、
箸で摘まんだお好み焼きを口に近付けてくるユギョムくん。
A「2人がいるから恥ずかしいよ。
だから今はヤだ。」
YG「あれ(笑)?
じゃ、ヒョン達が居なければいいってこと(笑)?」
A「そ、そんなんじゃ無いってば!」
YG「じゃ、なに(笑)?」
わざと首を傾げながら、
意地悪くどんどん攻めてくる。
A「ええっとー、あっそうだ!
誰でも人前であーんってするのって超恥ずかしいっていう…。」
YG「って言う(笑)?」
A「一般論。
うん、そう、一般論だよ(笑)。」
JN「ぷぷぷ、一般論だって。」
JB「一般論って、お前(笑)。
A、今までお前の気持ちに気付いてやれなくてホント悪かった。
じゃ、お邪魔虫はとっとと消えなきゃな。
おいジニョン、引き揚げるぞ。」
JN「じゃ、ごゆっくりー(笑)。」
A「あー待って、お願い行かないでー。
そ、そんなんじゃないってばー!」
全力で二人を引き留めたのに、
笑いながらすぐに居なくなった。
YG「あーあ、行っちゃった。」
なんか、
すっごい気まずいんですけど。
一気に、
変な汗が噴き出してくる。
YG「で、どうする(笑)?
食べるの、食べないの?」
A「それ食べないと、ユギョムくんが食べれないんでしょ?
仕方ない、いいよ、早くして。」
なんとなく、さっきからずっとユギョムくんに見つめられているのを感じるけれど、
今は見ちゃいけない気がして、どうしても目を合わせる事が出来ない。
この予期せぬシチュエーションに、
プチパニックに陥りかけている。
ユギョムくんなんか、
ユギョムくんの事なんか、
これっぽっちも好きじゃない!
だけど、
目の前のユギョムくんに、
過剰に反応してしまっている尋常でない私。
私、やっぱ、どうかしてる。
煮詰まりすぎて、
ついに頭がどうにかなっちゃったんだよ。
…きっと多分。
YG「なんで、目、合わせてくれないの?」
A「ははは。
なんでかなー、よく分かんないー。」
YG「よく分かんない、か(笑)。
ま、いいや、ほら早く口開けて。」
A「う、うん。」
ええい、
もうどうにでもなれ!
ギュッと目を閉じ、口を開け、
ユギョムくんの方に顔を突き出した。
YG「あーもー可愛すぎ(笑)。
まだ我慢しなきゃいけないとこだけど、もー限界。
ごめん。」
は?
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時