76 あーもー(笑) ページ26
YG「ふあぁぁぁ疲れたぁー。」
ゆうさんと入れ替わるように、
アイスコーヒーを2つ持ったユギョムくんがなだれ込む様に入ってきた。
YG「はいコレ、おじいちゃんから。」
A「うん、ありがと。
ねぇ、向こう(の店)でずっと練習してたって、ホント?」
YG「あ、もう知ってるの?」
A「さっき、ジェボムさんが言ってた。」
YG「僕さ、あの二人にいいように使われちゃったんだよ。」
A「ぷっ、なにそれ?」
YG「ジニョギヒョンが仕事にかこつけていつもゆうさんと店でいちゃついてるのを、ずっとうらめしく思ってたって。
あの人達、僕を使って堂々と厨房デートを始めたんだー!
あーもーホント許せない!」
A「あははは。」
YG「宿舎に居る時みたいに、ずっとジェボミヒョンがヨナさんを追い回しててさ。
あーもーバレるじゃんって、何度わざとらしく二人の間に入ったか…。
もー絶対、練習生にバレちゃったって…。」
A「で?」
YG「で??」
A「あの二人の話はどーでもいい。
ユギョムくんは結局どうだったの?
少しは出来る様になった?」
YG「ははは、まさか。
卵割りはなんとか出来る様にはなったんだけどねー。
包丁はなんかまだまだ全然(笑)…。」
笑いながら、
ガムシロップを大量投入するユギョムくん。
A「うわっ、そんなに(入れるの)?」
YG「ダメなの?」
今までニコニコ笑っていたのに、
急に真顔になるユギョムくん。
A「ダメって訳じゃないけど…。
せっかくの美味しいコーヒーが、あーあ、ってねー(笑)。」
YG「子供だって言いたいんだ?」
A「ま、そんなとこ、かな(笑)。」
YG「言っとくけど、これでも少しはマシになったんだ。
昔はコーヒーなんて、一滴も飲めなかったし。」
A「へぇ、そうなんだ。」
YG「うん、そうなんだよー。」
A「…」
YG「…」
そのまま会話が途切れるが、
手を休める事なく文字入力を続ける私。
カチャカチャカチャカチャ
カチャカチャカチャ
カチャカチャ
カチャ
カチャ…
手を止め、一切絡んでこなくなったユギョムくんに目をやると、
なんと、
肘をつき、ストローを咥えたまま眠ってしまっている。
あーもー、
可愛すぎなんですけどー(笑)。
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時