73 わーわーわー ページ23
ユギョム side
YG「ねーねー?」
ヨナ「ん、どうかした?
ゆうに、今日はもう(バイトを)上がっていいって言われたでしょ?」
YG「でもなんだか悔しくて、とてもこのままじゃ終われないよ。
今日やれなかった事、そうだなー、まずは卵の黄身を崩さず取り分けられる様になりたい。
ねぇ、ダメ?」
ヨナ「へぇー、なんか意外。
いつものユギョムくんじゃないみたい(笑)。」
YG「ヨナさんてば、ひっどーい(笑)。」
ヨナ「あははは、ごめんごめん。
いいよ、まだ卵割り作業が残ってるから、全部、ユギョムくんにお願いしてもいい?」
YG「もちろん!」
ヨナ「それと…。
もう一個、お願いしたい事があるんだー(笑)。
ちょっとこっち来て。」
うんと返事するより先に僕はヨナさんに手を引っ張られ、
一緒に厨房奥の小部屋の中へと入った。
この人、
まだここに居たんだ(笑)。
一番奥の隅に、
壁に寄り掛かりながら爆睡中のジェボミヒョンの姿。
ヨナ「ねぇジェボム?」
JB「… 。」
ヨナ「起きてってば!
私達にまたとないチャンスが舞い降りてきたよ、寝てる場合じゃないって!」
またとない、
チャンス?
JB「ふぁぁぁ、よく寝た。」
ヨナ「ねぇジェボム?
もし良かったら、今から厨房に来ない?」
JB「は?
そんなことしたら、俺達が付き合ってるってすぐにバレるぞ?」
ヨナ「大丈夫、だってユギョムくんが一緒だもん。
ジェボム一人じゃアレだけど、ユギョムくんとなら誰も怪しまないって。
だから、ね(笑)?」
JB「マジか?」
ヨナ「うん(笑)。」
JB「じゃ、やってみっか(笑)。
やっとジニョンみたいに堂々と厨房デートが出来るな。」
ヨナ「うん(笑)。
だからすぐ着替えて。」
JB「おう!」
僕の目の前で、
ヨナさんの手で、カフェ店員に仕上げられていくヒョン。
YG「あの、さ(笑)。」
JB「あ?」
ヨナ「なによ?」
YG「まさか僕は、二人のお店デートが上手く行く様に都合良く使われようとしてる(笑)?」
JB「別にいーだろ(笑)?
お前だって色々Aに…。」
YG「わーわーわー!」
ヒョンの言葉に被せる様に、
ムダに騒ぐ僕。
ふぅ、危ない危ない。
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時