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朝5時のアラームが鳴る前に、
パッと目覚めた私。
いつもなら、
まだ寝れるのに
あーもったいない
そんな言い訳をしながら、
確実に二度寝するとこ。
でも、
今日の私はそうじゃない。
A「うーーーん、さ、用意しよ。」
寝たまま暫く背伸びをして、
洗面所へと直行する。
A「あ、お姉ちゃん、おはよ。」
ヨナ「Aおはよ。
へぇー、ちゃんと起きれたんだ(笑)?」
A「へへへ、まぁね、目覚ましが鳴る前に勝手に目が覚めちゃった。」
ヨナ「そっか、一応、社会人としての常識は心得てるってことか(笑)。」
A「当ったり前じゃん、子供扱いしないでよ!」
ヨナ「ごめんごめん(笑)。
ねぇ、ところでさ(笑)。」
ほら、
きた。
昨日の、
ユギョムくんとのあの一件。
部屋に戻ると一気に疲労感が押し寄せて、
結局、お姉ちゃんには報告せずすぐに寝ちゃったから、
物凄く気になっているというワケ。
モコモコ泡を顔いっぱいに乗せた私を、
鏡越しに、
痛いくらいに凝視する姉。
こ、怖すぎる…。
ヨナ「で?」
A「で(笑)?」
何のことなのか、
当然分かってるけどわざとお決まりのオウム返し。
ヨナ「そーゆーとこ、昔と何も変わってないわね。
もっと可愛くなりなさい。」
A「うへへへ。」
ヨナ「あの子に告白されたんでしょ?」
A「ま、まぁ。」
ヨナ「付き合うの?」
A「まさか(笑)、ちゃんと断ったよ。」
ヨナ「こ、断った?」
A「当ったり前じゃん!
先ずは仕事のことを考えなきゃ、でしょ?
恋愛なんてまだまだ先の話だよ。」
ヨナ「そ、ならいいんだ(笑)。」
フンフンと、
聞いたこともないメロディを口ずさみながら、ジェボムさんの部屋へと消えていった。
ふーん、
そっか。
お姉ちゃんは、
ユギョムくんと付き合う事に反対なんだ。
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時