69 だったらやっぱ… ページ19
YG「もう遅いってぇー。
ほら早くここ座んなよ(笑)。」
A「えっ?あ、う、うん。」
仕事用のカメラを首から提げ、
急いでSunny cafeへと戻ってきた私。
いつの間にか、
ユギョムくんのすぐ横の席には手付かずのお子様ランチが置かれ、
そこが私の場所だって、座る前から見て分かった。
はぁ、
何故こーなる?
A「あの、さ。」
YG「ん?」
A「全然食べてないじゃん?
まさか、美味しくなかった?」
YG「違うよ(笑)。
Aさんが来るのを待ってただけ。」
A「ふーん。
ユギョムくんってホント、変な人。」
YG「そう?」
A「ところでゆうさんはどこ?
ジニョンさんもさっき帰って来たよね?」
YG「あぁ。
来るなりすぐに半個室に移動しちゃったよ。」
A「どうして?」
YG「話があるから向こうでって、ヒョンが上手いこと言ってゆうさんを半個室に連れ出したんだ。
アレ、絶対ウソだね。」
A「どーゆーこと?」
YG「ヒョンは、ゆうさんが大好きなの。
休みの日は出来る限り一緒に居たくて、ずっとゆうさんの周りをウロウロしてる。
さっきまで外に出てたから、だだいまのチューが欲しいんだけど?って、絶対おねだりしたよ。」
A「はは、ははは。」
YG「あーもー超ムカつく!
ジェボミヒョンもジニョギヒョンも、僕に見せつけるようにわざとイチャイチャしちゃってさ!」
テーブルに拳を何度も打ち付けながら、
お子様ランチを食べ続けるユギョムくん。
A「まぁまぁまぁ(笑)。」
後ろから肩をポンポンした後、
隣に軽く座り、目の前のお子様ランチをカメラに収める私。
パシャッ
YG「よく冷静でいられるね。」
A「は?」
YG「お姉ちゃんやゆうさんにはあんなカッコいい彼がいるのに、ハァ、なんで私にはいないの?って。
そう思わない?」
A「ね。」
YG「ほら(笑)。」
A「でも悔しがってもどーもなんないじゃん?
ま、そのうちなんとかなるよ。」
パシャッ
YG「だったらやっぱ僕にすれば?」
A「ヤだ。」
YG「は、なんで?
僕、Aさんとなら絶対上手くやれるよ?」
私の目をじっと見ながら、
ユギョムくんがどんどんと迫ってくる。
あぁもう!
この距離感、
近すぎ、なんだってばー。
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時