64 お姉ちゃんはいいよなぁ ページ14
A「お姉ちゃんお疲れ。
はいコレ、ゆうさんから。」
ヨナ「さんきゅ(笑)。
じゃみんな、私、今から昼休憩に入るね。
ところでユギョムくんは今何してる？」
スタッフ「ユギョム先輩は今、ホールで沢山のお客さんに囲まれてもみくちゃにされています。
本人は大丈夫だって言ってるみたいですが、どうしましょう？」
ヨナ「ＧＯＴ７のマンネがここでバイトしてたらそりゃそうなっちゃうよね(笑)。
ま、本人が嫌がって無いなら暫くそのままでいいんじゃない？
じゃ、後でユギョムくんに厨房奥の部屋に来るように伝えてくれる？」
お姉ちゃんは厨房内のスタッフに幾つか指示をした後、
嬉しそうにランチボックスを抱え、足早に奥の小部屋へと向かった。
ガチャ
え？
部屋の中に何故か、
大口を開け気持ち良さそうに眠るジェボムさんが居る。
A「この人、なんでここに居るの？
何もしないなら、宿舎で寝てればいいじゃん。」
ヨナ「そんな事言わない(笑)。
ジェボムはね、初バイトのユギョムくんが心配なジニョンくんに、自分が戻るまでここで見張ってて欲しいってお願いされたの。
ったくもう、ねぇ起きてってばー(笑)。」
ジェボムさんの口元をティッシュで拭いながら、
お姉ちゃんはジェボムさんを優しく揺り起こした。
ＪＢ「んんん？
ふぁぁぁぁ、よく寝た……ん？
なんでお前ら二人揃ってここに居るんだ？
おーそっかそっか、メシ用意してくれたんだな(笑)？」
テーブルに置かれたランチボックスを手繰り寄せ、
いただきますも言わずにすぐ食べ始めた。
A「ちょ、ちょっとー！！
このお弁当は全部お姉ちゃんのなんだからー！」
ＪＢ「あ？な、なんだ？」
A「しかもいただきますも言ってないしー！」
ＪＢ「ったくAはうっせーな。
うるせー女は男に嫌われっぞ(笑)？」
A「ふん！」
ヨナ「ほらほら二人とも(笑)。
このお弁当はね、ちゃんと二人分あるのよ。」
ＪＢ「な、そーだろ(笑)？
あぁうめぇ、ほらヨナも早く食えって。
オラ早く口開けろよ！」
ヨナ「Aの見てる前で、そ、それはちょっとー(笑)。」
何を今更。
昨日、散々見せつけられたし。
でもいいよなぁ。
幸せそうで。
私の事そっちのけで、いちゃつく二人。
はぁ。
それに比べて私ったら…。
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
