100 だから大丈夫だよ ページ50
ゆう「今日は、彼の月命日なのよ…。」
A「えっ？か、彼？？」
かっこ良くダンクシュートを決める、
背番号『１２』のバスケ男子の写真を数枚、
テーブルの上に並べ始めたゆうさん。
ゆう「ジニョンさんには全然敵わないけど、この人もなかなかでしょ(笑)？」
そっか。
この人が、昨日ジニョンさんに似てるって話してた、亡くなったゆうさんの婚約者さんなんだ。
A「こんな所で堂々と婚約者さんの写真を広げちゃって、ジニョンさんに怒られないんですか？」
ゆう「全然大丈夫だよ(笑)。
ジニョンさんは、その辺の心の狭ーい男子とはワケが違う。
今の私がいるのは彼のお陰でもあるんだからって、ちゃんと彼を認めてくれてる。」
A「へぇー。
アイドルやってる時だけじゃなく、素のジニョンさんも超絶カッコいいんですね(笑)。」
ゆう「ヤだぁ、そぉなの分かるぅ(笑)？」
リビング奥で、ユギョムくんとじゃれ合っているジニョンさんを、
ずっと笑いながら目で追っている。
ゆう「彼氏がアイドルやってるって誰にも話せないし、冷静に考えてみたらやっぱあり得ないって、本気で考えたりもしたけれど…。
でも私、間違いなく今が一番充実してて幸せだって断言出来るよ。」
だよね。
やたらと近い距離感で、
気付くといつも目を見て微笑み合ってた２人。
だけど、さ。
だけど。
A「でも心配でしょ？
いっつも女子に囲まれてるし…。
私が居るのに他の女の子にそんな優しくしないでよー！って少しは嫉妬しますよね？」
ゆう「ううん、ぜーんぜん(笑)。
むしろ、どうやったらジニョンペンが増えるか？ってあれこれ考えてる。」
A「だけど外デート出来ないんでしょ？」
ゆう「でもこうやってなに不自由なく暮らせてるし、Sunny cafeならお店デートも出来るし(笑)。」
A「でもでも、ＧＯＴ７って超忙しいんでしょ？
海外遠征もあるし暫く会えなくて淋しいってなる時もあるんじゃ？｣
ゆう「まぁね(笑)。
でも私には親友のヨナがいる。
ヨナにならどんな事でも相談出来るし、淋しくなったら二人でしんみりやけ酒飲めるし。
だから大丈夫だよ、Aさんもユギョムくんと付き合っちゃえば(笑)。」
A「えっ？」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
