95 さっきのって、まさか? ページ45
んーー幸せ。
あぐらをかきビールを飲みながら、
ブローだけでなくマッサージまでして貰えるなんて(笑)。
不慣れなカフェの仕事と、久々のパソコン作業で凝り固まった肩や首の筋肉を、
どうほぐそうかと考えていた矢先に、突然舞い込んできたまさかの神事案。
当然の如く自然と口もとは緩み、
二人を前にして、一瞬で態度がデカくなる私。
A「うんそう、そこそこ。
違う、もっと右だってばー(笑)。」
ひと言でも声を出せば誰だかバレてしまうからか、
黙々と私のワガママに付き合ってくれる。
ジェボムさん。
アガセじゃなくとも、
今日のは泣いて喜ぶ事案だよ。
ホントありがと、感謝してる。
じゃ明日からもヨロシク(笑)。
なーんて、
軽々しく言える相手じゃないけれど。
気付けばアイマスクの奥で、
どんどん瞼が重くなって何度もコックリする私。
ヨナ「もしもーし(笑)?」
A「ん?
えっあっ、もう終わったの?」
JB「あぁ、おーっと、アイマスクはまだそのままな。
で、どっちが良かったんだ?」
A「そりゃあもうダントツ後半だね。
前半は、あぁ気持ちいいーって思うとこでわざと何度も風を当てるから、その度にオイコラ!って(笑)。」
ヨナ「アハハハ。」
A「てか、マッサージヤバすぎでしょ?
そこー!ってとこを絶妙な強さでピンポイントに突いてくるんだもん。
ハッキリ言ってプロ並み、いやプロ以上?
これから毎日お願いしまーすって頭下げたいくらい(笑)。」
JB「ほう、そんなに(笑)?
じゃ、そーやってお願いすれば?」
A「えっ、いいの(笑)?」
JB「あぁ。」
A「じゃ遠慮なく。
ジェボムさん、これから毎日マッサージお願いしまーす(笑)。」
JB「それ、俺じゃねーよ。」
A「嘘言わないで、全部ジェボムさんでしょ?
ゴツゴツした手の感触が、どう見積もってもお姉ちゃんのじゃなかったし。」
JB「前半は確かに俺だったけど、後半はホントに俺じゃねーんだよなー(笑)。」
A「ウソつき!」
JB「じゃアイマスク取って確認してみろって!」
A「言われなくてもそーするし!
えっ、えぇぇぇっ!?」
アイマスクを取り、
後ろを振り向いて驚いた。
何故って、
だってそこに、
ユギョムくんが笑いながら座っていたから。
A「さっきのって、まさか?」
YG「そ、僕だけどなにか(笑)?」
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作者名:じぇびにゃん(*´ω`*) | 作成日時:2019年11月25日 20時